学習指導要領の改訂で学校教育が変わる プロから伝授! スマホで子どもの写真をステキに撮る6つのポイント
このときに、上下左右に動かしてアングルを決めるという作業は問題ないのですが、前後に大きく動かす(一歩前に出るなど)と、せっかくのピントがずれてしまいますので、注意してください。
ちなみに、AEとはオートマティック・エクスポージャー(自動露出)、AFとはオート・フォーカス(ピント自動調整)の略称です。
iPhoneの場合、明るさとピントを合わせたい被写体を画面に写し、画面上で狙った被写体を指で長押しすれば、画面上部にAE/AFロックという表示が出て、明るさとピントが固定されます。
AE/AFロックを利用して、明るさとピントを固定したら、構図を検討してシャッターを押します。これだけでも被写体の写りが断然変わります!
AE/AFロックを利用しない場合、背景の明るさにカメラが反応して、人物の表情が暗くなってしまいます。
AE/AFロックを利用すれば、明るさとピントを自分の狙いで決められます。上下左右にアングルを変えてもAE/AFロックで固定していれば、人物の肌がきれいに、表情もハッキリと写ります。
Point2肉眼に近い写真撮影もできる!
次に覚えたいのはHDR機能。またまたアルファベットが並んだ用語はちょっと難しそうな印象を受けますが……。
「肉眼で見ている状態に近い写真を撮ることができるという機能なんです。屋外で写真を撮るときには、ぜひ使ってほしいですね」(大崎さん)
ちなみにHDRとは、ハイダイナミックレンジ合成の略称で、露出レベルの異なる3枚の写真を1枚に合成することで、細部まで美しいショットを可能にするのです。
カメラアプリを起動させて、画面上部に表示されたHDRをタップし、HDRをオンにするだけです(iPhoneの場合)。
画面上部に表示された“HDR”をタップして、次に“オン”をタップすると、HDR機能が作動。
(左)HDR機能を使わない場合。空が白く写ってしまう。 (右)HDR機能をオン。顔の明るさもちょうど良いまま、空が青く、白い雲も写しだされます。
ただし、HDR機能はメモリを3枚分使用することになります。
HDR機能をオンにしたままにしておくとメモリがどんどん減っていってしまうので要注意です!
Point3光を上手に取り入れよう!
写真を撮るときに逆光になってしまうなど、光のことで迷ったことはありませんか?
「そういうというときは、光の当たり方を考えて、カメラ向きを変えてみましょう」