中学受験から中学生活まで 親子の“私立”体験記 第11回 学校説明会に行きまくり、やっと志望校を決定
トップライター:水野さくらこ
春休みが明け、ハルカもいよいよ小学校も最高学年の6年生になりました。通学路を歩くピカピカのランドセルが誇らしげな1年生の姿を見かけ、ハルカにもこんなときがあったんだなぁ、としみじみしたことを思い出します。しかし、中学受験をひかえた親子には、そんな感慨に浸っている時間はありません!いよいよ怒涛の学校説明会めぐりが始まるのです。
気になる学校の説明会には、まず母が。そのあとで子どもを連れて行く
5年生の春休みにやっと本腰を入れて勉強できる塾を見つけ、さらに学校説明会は未経験という、超のんびり受験生のわたしたち一家。まだこれからでも間に合うと、6年生の新学期から母子で本気の受験モードに突入しました(遅!)。このころからハルカは本当に勉強をがんばり始めました。そのようすをみて、母も学校探しに本腰を入れようと説明会の日程チェックを始めたのですが……。
中学受験先輩ママからのアドバイスやネット情報を見ると、まずは母親が説明会に行き、そこで気に入った学校に子どもを連れて行く。さらに文化祭や学校体験日にもぜひ参加するべきとのこと。でも、おもに平日の昼間に開催される説明会に参加するのは、わたしの仕事の予定もあるため簡単ではありません。それに、ハルカはまず勉強をがんばってみんなに追いつかなければならないため、連れ歩くのは最低限にしたいという思いもあります。
さらに先輩ママからは、「偏差値で上下15の幅で説明会に行くといい」とのアドバイスもありましたが、様々な事情を考えるとすべてを理想通りにこなすことは、今からではとても無理。「4年生から準備を始める」と言われるのには理由があるのだと、心から後悔しました。でも、過ぎてしまったことを悔やんでも仕方ありません。これ以上後悔しないためにも、前に進むしかないのです。
わたしは偏差値表とにらめっこで「よさそうかな?」と思う学校をピックアップして、学校説明会の開催日を探し始めました。
学校説明会は先着順で予約が締め切られる
サピックスや四谷大塚、日能研といった大手塾の場合は、学校説明会の日程などもきめ細かく案内があったり、塾主催の説明会などもあったりするそうですが、ハルカが通う個人塾ではそうした案内やイベントはありません。とにかく自分で動くしかないのです。そんなわが家で便利に使わせてもらったのが、大手塾のサイト。