子育て情報『「子どもの教育費の負担を重いと感じる」昨年よりも負担感が増す傾向に。子どもの教育資金に関する調査2020』

2020年4月1日 13:42

「子どもの教育費の負担を重いと感じる」昨年よりも負担感が増す傾向に。子どもの教育資金に関する調査2020

編集部:学研キッズネット編集部

ソニー生命保険株式会社は、2020年2月28日~3月2日の4日間、大学生以下の子どもがいる20歳以上の男女に対し、今年で7回目となる「子どもの教育資金に関する調査」をインターネットリサーチで実施し、1,000名の有効サンプルの集計結果を公開した。


親の6割半が「子どもの学力や学歴は教育費次第」

大学生以下の子どもがいる20歳以上の男女1,000名に、子どもの教育や教育費に関する内容について自身の考えや状況がどの程度あてはまるか聞いたところ、≪子どもの学力や学歴は教育費にいくらかけるかによって決まると感じる≫では、「非常にあてはまる」は17.2%、「ややあてはまる」は48.3%で、合計した「あてはまる(計)」は65.5%となった。

≪老後の備えより子どもの教育費にお金を回したい≫では63.8%となり、教育費が子どもの学力や学歴を左右すると考える親や、老後の備えより教育費を優先する親が多数派であることがわかった。

また、≪早期の知育や英才教育は子どもの将来のために重要だ≫では73.0%、≪スポーツや芸術の習い事よりも学習塾に教育費をかけたい≫では44.2%となり、親の多くが幼い頃から子どもの能力を高めるような取り組みを行うことが、子どもの将来のためになると感じていることがわかった。また、習い事よりも学習塾にお金をかけたい親は少数派であることも明らかとなった。

目次


・親の6割半が「子どもの学力や学歴は教育費次第」
・「子どもの教育費の負担を重いと感じる」親の7割、昨年よりも負担感が増す傾向
・妻より夫が教育熱心な家庭では“教育のことで夫婦喧嘩をよくする”傾向
・「子どものインターネット・SNS利用に不安を感じる」小学生の親の8割弱
・親の大半が子どもの受験や就活に不安を抱く「子どもの就活に不安を感じる」母親の7割強
・子どもの教育資金に不安を感じる理由1位「教育資金がどのくらい必要となるかわからない」
・小学生から社会人になるまでに必要な教育資金平均予想金額は再び上昇し1,381万円に
・大学等への進学のための教育資金準備方法「銀行預金」「学資保険」のTOP2が突出
・親の7割強が、大学等への進学で「費用にこだわらず子どもの希望を優先させたい」と回答
・子どもの海外留学や海外研修は「多少費用がかさんでも経験させたい」と考える親が多数派
・小学校高学年での英語の教科化未就学児の親の8割が認知
・大学入試共通テストの導入未就学児、小学生の親の7割以上が認知
・子どものプログラミング教育にかけたい金額かけたいと思う人の平均額は5,752円/月
・子どもに目指してほしい“理想の大人”有名人では1位「イチローさん」2位「所ジョージさん」
・自分の子どもに就いてほしい職業1位「公務員」、「医師」「看護師」「薬剤師」など医療関係も上位に


「子どもの教育費の負担を重いと感じる」昨年よりも負担感が増す傾向に。子どもの教育資金に関する調査2020

「子どもの教育費の負担を重いと感じる」親の7割、昨年よりも負担感が増す傾向

全回答者に、≪子どもの教育費の負担を重いと感じる≫か聞いたところ、「あてはまる」は69.4%となった。子どもの就学段階別にみると、「あてはまる」と回答した人の割合は、未就学児の親では56.5%、小学生の親では65.7%、中高生の親では73.4%、大学生等(予備校生・浪人生・大学生・短期大学生・専門学校生、以下同様)の親では81.7%と、子どもの就学段階が上がるにつれて負担を重いと感じる人の割合が高いという結果に。

子どもの成長に伴い、学費や塾・習い事の費用といった教育費の負担が増大しているのではないか。子どもの教育費の負担を重いと感じる人の割合を過去の調査結果と比較すると、2018年71.4%→2019年66.6%→2020年69.4%と、昨年の下降から今年は上昇に転じ、家計の厳しさが垣間見える結果となりました。

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