小学校などの休校により、スマホ・タブレットの使用時間が急増中? “スマートフォンは目に悪い?”
編集部:学研キッズネット編集部
メガネブランド「Zoff(ゾフ)」を運営する株式会社インターメスティックは、4月より新学期が始まり、学校の身体測定などでお子様の視力結果がわかるこれからの時期に向けて、子どものメガネ選びのポイントや意外と知らない子どもの近視についての紹介記事を発表しました。
近視の発症年齢の低下に注意!小・中・高と過去最多の数値更新
新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため、日本政府は臨時休校を全国の小中学校、高校などに対して要請しました。また東京都を中心に外出自粛要請も出された今、親を悩ませているのは「子どものタブレット・スマホ・ゲーム機の使用時間」について。また、いよいよ今年「プログラミング教育」が小学校で必修化となります。パソコンやタブレットなどデジタルデバイスに触れる機会が増え、子どもが気づかないうちに目を酷使するシーンが増えることが予想されます。
文部科学省より子どもの視力に関しての調査結果が公開されました。それによると裸眼視力1.0未満の小学生は令和元年度34.57%で、5年前に比べて4.41%増加しています。そのほとんどが近視とされ、近視の発症年齢の低下が問題になっています。また中学生では57.47%、高校生になると67.64%といずれにおいても過去最多の数値となったことで、現在視力と生活習慣に関する詳細な分析を行う事を明らかにしています。
「近視かも」と思ったら、まず眼科を受診
子どもに初めてメガネをつくる際には、適切な度数のレンズを眼科で処方してもらうことが大切です。そのため、学校からの検診結果を受けた際や近視かもしれないと感じた場合には、まずは眼科の診療を受けることが最初の一歩。子どもの近視は「仮性近視」から「真性近視」へと進行します。
「仮性近視」の段階であれば、治療を行う事で近視化を抑制することも可能だと言われています。眼科を選ぶ際には、子どもの診療に慣れている眼科や弱視などの検査や矯正訓練を行う視能訓練士がいる眼科がおすすめです。中学生くらいまでの子どものメガネは、眼科の処方箋に基づいてつくることが基本です。
【子どもの近視 Q&A】
目に負担をかけない生活のポイントからスマートフォンとの付き合い方、はじめてのメガネ選びまでQ&Aでわかりやすく紹介。Q1:近視が学童期に生じるのはなぜでしょうか?
A. ほとんどの近視は、体が成長する学童期に眼球が前後方向に過度に伸びてしまうことで発症します。