2018年4月16日 11:08
兄弟げんかは学びの機会!ケンカを公平に見守るための親の心構え
兄弟がいると、程度の差はあってもケンカをすることは避けられないと思います。大抵は些細なことがきっかけで始まることが多いと思いますが、毎日だと親もどう対応していいのか悩みますよね。兄弟げんかにはどう対応すればよいのでしょうか。
兄弟げんかは学びの機会
兄弟仲良くいてほしいと思っていても、兄弟がいるとケンカをするものです。
しかし兄弟げんかは社会性を育む貴重な機会であり決して悪いことではありません。幼い内になるべくたくさんケンカをすることで、おのずと社会性や対人関係を学びます。
ケンカをしたら無理に止めるのではなく、なるべく介入せずに公平に接することを心がけましょう。
友達とのけんかの違い
兄弟がケンカをするのは、家庭が安心できる証拠であり自分の意見を自由に言えるということ。友人関係とは違い、甘えや安心感があるからこそケンカができるのであり、健全なことです。
園や学校の友達とのケンカと違い、兄弟げんかはケンカした後もひとつ屋根の下で一緒の生活が続きます。悲しそうにしていたり痛そうにしていたりする姿を見て、相手の想いを想像して反省したり手加減したりという経験を積み重ねることができます。
また、兄弟げんか特有の理由として"親を独り占めしたい"、"注目されたい"という気持ちから起こることもあります。親が心に余裕を持ち、兄弟を順番に抱きしめたり甘えさせたりすることで子どもが落ち着くこともあります。普段から公平に愛情をかけることも大切です。
ケンカを公平に見守るための親の心構え
兄弟げんかには、大きな危険がない限り基本的には見守ります。
親の心構えを知っておきましょう。
・ケンカの最中に口出しをしない
・上の子ばかり叱らない
・一方的に判断しない
・意識的に公平に接するように努める
・子どもの気持ちを尋ね、共感する
・子どもが納得する家族のルールを作る
・ケンカ自体を「いい経験である」と前向きに捉える
ケンカでは子どもの本音が飛び出すので注意深く耳を傾けましょう。途中でけんかを止めると後から蒸し返しがちになります。時間を置いて落ち着いたのを見計らって、「どうしてほしかったの?」などとフォローしましょう。兄弟の年齢や体格に差がある場合は助け船を出しましょう。「弟が言いたいことをしゃべるまで待ってあげてね」「小さい妹と取っ組み合いになったらどうなると思う?」