2018年11月13日 12:30
子どもに受け継ぎたい「伝承遊び」!テレビゲームがない時代の古き良き遊び
今の時代は電子機器があふれ、子どもはテレビゲームのみならず携帯型ゲーム機やスマートフォンなどのゲームで遊ぶことが増えています。しかしテレビゲームがない時代は、お金をかけないで作れるオモチャや、物がなくてもできる遊びで子どもは遊んでいたものです。そんな古き良き子どもの遊びをご紹介します。
1. 受け継がれていく「伝承遊び」
昔から親しまれ伝えられてきた遊びのことを「伝承遊び」と呼びます。伝承遊びは様々ありますが、遊び方や種類は地方によっても異なります。
日本の伝承遊びには、楽しむだけではなく自然と知能が鍛えられるものがたくさんあります。例えば、福笑いでは顔の部分を認識する、折り紙やあやとりは指先を使うことで脳を活性化させ想像力や空間認識力を鍛えるなどです。
さらに、コマ回しでは回るコマで遠心力や力学、だるま落としでは上のものが下に落ちる引力の法則など、遊びながら自然に多くのことが学べます。
伝承遊びを子どもに伝えていくことは、集中力・知力・瞬発力・根気などたくさんの力を培い様々な力が育っていきます。遊びを通した体験は知恵となり、生きる力になるのです。
2. 道具がなくてもできる遊び
何も道具がなくても、子どもが数人いればできる遊びはたくさんあります。
どんなものがあるのか、見てみましょう。
● はないちもんめ
2つのグループに分かれて、歌を歌いながらメンバーをやり取りする遊びです。お互いが相手チームの一人を指名し、じゃんけんで勝ったチームにメンバーが移ります。どちらかの人数がなくなったら終了です。
● かくれんぼ
オニが数を数える間に隠れます。どこに隠れようかと考えることは知恵が試されます。「もういいかい」「まーだだよ」というやり取りは、小さい子も親とかけあうのを楽しめますね。
● かごめかごめ
オニ以外は輪になり、オニは真ん中に目をふさいでしゃがみます。
周りの人は歌いながら回り、歌が終わったところで皆しゃがみオニは自分の後ろの人の名前を当てます。名前が当たると、当てられた人がオニになります。
● てつなぎおに
オニが10秒数える間に他の人は逃げます。10秒後、オニは捕まえに走り、捕まった人はオニと手をつなぎます。手をつないだ状態でまた逃げている人を追いかける・・を繰り返し、全員が捕まる、もしくは制限時間がきたら終了です。
2. 道具を使う遊び
道具を使う遊びも色々あります。