子育て情報『発達障害の診断・検査方法は?診断・検査は受けるべき?発症年齢や検査・診断の方法を詳しく紹介します』

2017年2月28日 15:00

発達障害の診断・検査方法は?診断・検査は受けるべき?発症年齢や検査・診断の方法を詳しく紹介します

■知能検査
知能検査は心理検査のひとつであり、精神年齢、IQ(知能指数)、知能偏差値などによって測定されます。一般的には、ウェクスラー式知能検査、田中ビネー知能検査などがよく使われています。知能検査を行うことで、発達障害と知的障害の合併の有無を調べます。

■脳波検査
発達障害の中にはてんかんとの合併リスクがあるものもあるため、場合によっては脳に器質的な疾患や以上がないかどうかCTやMRIをとったり脳波検査を行うことがあります。自閉症スペクトラム障害の子どもの場合は狭い空間に入るとパニックになることもあるので、検査をする際には注意が必要です。

■鑑別のための検査
発達障害の症状と似ている障害と見分けるため、遺伝子検査や血液検査、その他の様々な検査を行う場合があります。また、精神疾患との合併症の疑いがみられる方には精神病に関する検査を行う場合があります。

知能検査や発達検査などは児童発達支援センターや療育機関といった医療機関以外でも、検査を行っているところもあります。
これらの検査だけでは確定診断は出ません。診断は、あくまで医師が問診や様々な検査結果から総合的に行います。


発達障害の診断・検査をうけるには、どこへ行けばいいの?

発達障害の診断・検査方法は?診断・検査は受けるべき?発症年齢や検査・診断の方法を詳しく紹介しますの画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11030031710

いきなり専門の医療機関に行くことは抵抗があるかもしれません。まずは無料で相談できる身近な専門機関の相談窓口を利用するのがおすすめです。子どもか大人かによって、行くべき機関が違うので、以下を参考にしてみてください。

【子どもの場合】
・保健センター
・子育て支援センター
・児童発達支援事業所など

【大人の場合】
・発達障害者支援センター
・障害者就業・生活支援センター
・相談支援事業所など

自宅の近くに相談センターがない場合には、電話での相談にものってくれることもあります。まず身近な相談センターに行って、より専門的な相談や受診の必要があればそこから専門医を紹介してもらいましょう。

http://www.rehab.go.jp/ddis/%E7%9B%B8%E8%AB%87%E7%AA%93%E5%8F%A3%E3%81%AE%E6%83%85%E5%A0%B1/
発達障害者センター一覧|発達障害情報・支援センター

【子どもの場合】
小児科・児童精神科・小児神経科や発達外来などで受けることができます。

関連記事
新着子育てまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.