2017年1月9日 11:00
失敗を極端に恐れるのはなぜ?長男を変えた言葉とその後の成長
些細な失敗ですぐ泣き崩れ、人と遊ぶことを楽しめない長男
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11038018558
テストで間違ったり競争で負けたりし、悔しい思いをすることは誰にでも1度はあると思います。
でも、間違うことや負けることを極端に恐れ、思い通りにならないと泣いてパニックになる子どももいます。
こうした子どもたちは、どれだけ励ましても気持ちの切り替えが難しいようです。我が家の長男も切り替えの苦手な子どもでした。
子どもが好きで教員になった私は、
「自分に子どもができたら、いっぱい遊んであげよう!テレビより、外遊びやみんなで遊ぶことの楽しさを教えてあげよう!」
と思っていました。
…ですが、長男の子育てで、それがどうにも上手くいかないことに気づいたのです。
小さい頃から、自分の気に入った遊びに1人黙々と没頭することの多かった長男。それでも諦めず、カルタやすごろくなど彼の好きなキャラクターものを揃え、遊びに誘っていました。
でも、ちょっと自分が不利になったり失敗したりすると、とたんに「もうだめだ~、負けちゃった~!!」と大泣きするのです。
「まだわからないよ、勝てるかもしれないよ!」と励ましたり、「負けても楽しめばいいんだよ」と諭したりしても、一向に聞き入れてくれません。
だんだん私も、彼の機嫌を損ねないよう気を遣いながら遊び相手をすることに疲れてしまいました。次第に、テレビに子守りをお願いすることが増え、理想の子育てとはかけ離れた現実に対し、罪悪感とイライラが募り、辛い日々が続きました。
なぜこんなにも失敗を恐れるの?気になって通級の先生に相談したところ…
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10132112124
息子が小学校にあがると、勉強の面でも失敗による苦手意識が目立つようになりました。
テストで100点がとれなかった、平仮名が上手く書けなった…そのうち、問題を1問間違えただけで「もうだめだ~、ぼくはダメなヤツなんだ~!」と大泣きしてパニックを起こすようになりました。
そんな彼にイライラし、疲れ果てていた私は通級の先生に相談してみたのです。すると先生に、
「それは『白黒思考』の特性ですね。