子育て情報『ユニバーサルデザインとは?定義や事例、バリアフリーとの違いを詳しく解説します!』

2017年7月21日 17:00

ユニバーサルデザインとは?定義や事例、バリアフリーとの違いを詳しく解説します!

また、特に困難を抱えていない人でも階段があれば、急いでいるときに階段を駆け上がることができますし、急いでいなければエレベーターをゆっくりと待つこともできます。

このように利用者が利用方法などを選択できる柔軟性を持たせることも、ユニバーサルデザインの基本の一つです。

3.使い方が簡単でわかりやすいこと
製品の使い方が明快で、誰でも直感的にすぐ理解できることをいいます。

私たちは生活の中で、電気を点けたりテレビの電源を入れたりと、1日に何度もさまざまなスイッチ類を押しています。でも私たちはこれらのほとんどのスイッチを、特別な説明を受けなくても操作することができています。

これはスイッチに不要な複雑さがなく、たとえ言語に壁があったとしても、直感的に押せばいいことが分かるためです。また、異なる言語を使っていても、「出っ張ったところを押すのかな?」という直感と、「押すと何かおこるだろう」という期待が一致している点も大切です。

このように、使った経験がなくても利用方法が直感的にわかるような単純さも、ユニバーサルデザインにおいて重要な視点です。


4.必要な情報がすぐに理解できること
必要な情報が、環境や使う人の能力にかかわらず、きちんと伝わることをいいます。

たとえば電車に乗っているとき、車掌さんのアナウンスが聞き取りづらくて次の駅がどこか分からない…。海外旅行で移動中、周りの表記が現地の言葉ばかりで困った…。そんな経験はありませんか?

最近の電車では、扉の上の画面表示で次の駅を示してくれるようになりました。また駅の名前の表記も漢字だけでなく、ひらがなや英語を用いたり、大きく読みやすく表示する工夫をするといっそう大勢の利用者にとって便利になります。

また、聞き取りやすい発音の声を録音したものをアナウンスで流すことで、文字以外でも情報を伝達できます。一つの情報を様々な手段で伝達していれば、アナウンスを聞き逃しても、次の駅がどこかわかり、さらに耳が聞こえない人や目が見えない人にも情報が伝わります。

このように、音声、画像などできる限り色々な表現で情報を伝えたり、読みやすさを最大限にして情報を伝達したりすることが「認知できる情報」です。


5.うっかりミスができる限り危険につながらないこと
間違えても元に戻せるようにしたり、そもそも失敗が起きにくいように設計したりすることが、利用者にとっての「失敗に対する寛大さ」

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