子育て情報『音楽療法とは?音楽療法を取り入れる目的・対象は?具体的な音楽療法の受け方までご紹介します!』

2016年12月27日 18:55

音楽療法とは?音楽療法を取り入れる目的・対象は?具体的な音楽療法の受け方までご紹介します!

音楽療法を始めてすぐ、子どもに目に見える変化が表れるということはなかなかありません。保護者としては、音楽療法に子どもがどのように取り組んでいるかをよく理解し、音楽療法士とも細かく情報共有をすることで、子どもの成長を長い目で見守ることが重要です。


音楽療法って具体的にどんなことをするの?

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出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11021003495

音楽療法には活動内容や一緒に受ける人数によって以下の種類に分けられます。音楽療法が行われる施設や音楽療法士の数、そして音楽療法の対象となる子どもにあった方法が適用されます。

・能動的音楽療法
能動的音楽療法では、子ども自身が音楽活動を行います。例えば歌を歌う、楽器を演奏する、ダンスなどの身体を使って音楽に触れる、作詞・作曲をしてみる、といったことをします。

・受動的音楽療法
受動的音楽療法では、音楽鑑賞、つまり子どもに音楽を聴かせることを主な活動としています。リズム性の強い音楽を聴かせることで子どもの感情表出を促したり、反対にゆったりとした音楽を聴かせることで緊張をほぐしたりします。
・個人音楽療法
子ども1人に対し、音楽療法士1人が向き合い、音楽活動を行います。子ども一人ひとりがこれまでどのように音楽とかかわってきたか、どのように生活していてどんな困りごとがあるのか、好き嫌い、ニーズなどを考慮して、その子どもにあった療法内容を検討できるうえに、 きめ細かい対応が可能です。

・集団音楽療法
5人以下の小集団から、50人以上の大集団などさまざまな人数で行います。集団音楽療法では、他の子どもと一緒に音楽活動をすることで、集団の中で行動するときに必要な社会性や協調性を育てることが期待できます。

実際の音楽療法の現場では、個人音楽療法×受動的音楽療法、集団音楽療法×能動的音楽療法などのように、子どもに合わせて、一緒に音楽療法を受ける人数と活動内容との組み合わせを決めます。

・リトミックを取り入れた音楽療法
また、「リトミック」という音楽教育方法を音楽療法に応用して使っているケースもあります。リトミックとは、リズム運動を音楽活動に取り入れ、子どもに音楽を体感させることで感受性や想像力を高めることを目的としている教育方法です。

あくまでもリトミックは教育方法、音楽療法は治療法です。

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