子育て情報『てんかんとは?原因や発作の種類、発達障害との関係や支援制度について紹介します!』

2018年4月24日 12:00

てんかんとは?原因や発作の種類、発達障害との関係や支援制度について紹介します!

■特発性全般てんかん
上記と同様に脳にはっきりとした病変はありませんが、脳全体が過敏になり異常興奮がおこることで全般発作が起こります。多くは小児期から思春期にかけて発症し、25歳以上の発症はまれです。薬物療法が効果的で適切な治療を続けているかぎり、発作は起こりにくくなります。ただし薬を辞めると途端に再発する場合があるので注意が必要です。

■症候性部分てんかん
発作の引き金となる病変があると考えられ、部分発作を起こすてんかんです。原因がさまざまゆえ、年齢を問わず発症する可能性があります。薬物療法が効きにくいといわれていて、発作の抑制が難しい場合もあります。病変を切除することで発作が起こらなくなることもあります。


■症候性全般てんかん
上記と同様に発作の引き金となる病変があると考えられ、全般発作を起こすてんかんです。
多くは幼児期~思春期に発症します。また発作が頻繁で、部分発作も全般発作もみられる場合が多いといわれています。てんかんを繰り返すことで知的発達面にも遅れが出やすくなります。

http://www.nanbyou.or.jp/entry/4415
参考:ウエスト症候群|難病情報センター

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参考書籍:大槻 泰介/『てんかんが怖くなくなる本』 (法研,2016)

http://amzn.asia/ajyO9HT
参考書籍:中里 信和/『「てんかん」のことがよくわかる本』 (講談社,2015)
https://pathologycenter.jp/disease/epilepsy/epilepsy1.html
参考:てんかんの種類|東京都医学研脳神経病理データベースHP


てんかんの診断方法は?

てんかんの診断方法は主に問診と検査の結果によって診断されます。

検査も大事ですが、もっとも重視するのは問診です。発作がどのようなものだったのかによって、てんかんの分類が決まってきます。てんかんの治療を行うためには、てんかんの原因とどの発作型なのかを把握し、それぞれの発作症状に見合った治療を行います。
発作が起こった際には不謹慎だとは思わずに冷静になって動画を撮影するなど、よく観察することが重要です。

■問診による診断
問診では次のようなことを中心に本人または保護者へ聞き取りを行います。

【問診の主な内容】
・発作時の詳細な様子
・発達面の問題はあるか
・てんかんの家族がいるか
・頭に大きなケガをしたことはあるか
・熱性けいれんを起こしたことはあるか
・脳梗塞など、脳の病気をはじめ、治療中の病気はあるかなどその他にも様々なことを問診によって聞き取ります。

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