子育て情報『脳性麻痺とは?どんな症状なの?いつ分かるの?治療方法はあるの?など徹底解説します!』

2017年1月31日 08:30

脳性麻痺とは?どんな症状なの?いつ分かるの?治療方法はあるの?など徹底解説します!


脳性麻痺が起こる場所による分類

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先ほどご紹介したとおり、脳性麻痺の症状は脳の損傷部位や範囲によってさまざまではあるものの、麻痺の起きる場所で5つに分類されています。

1. 片麻痺:片側半身にだけ麻痺がみられます
2. 四肢麻痺:左右の上肢と左右の下肢に麻痺がみられます
3. 両麻痺:左右の上肢と左右の下肢に麻痺がみられます。
上肢より下肢の麻痺が重度です
4. 対麻痺:左右の下肢に麻痺がみられます
5. 重複片麻痺:左右の上肢と左右の下肢に麻痺がみられますが、下肢より上肢の麻痺が重度です


脳性麻痺の症状による分類とその具体的症状

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脳は、大脳・脳幹(中脳・橋・延髄)・小脳からできており、働きはとても複雑です。したがって、損傷部分によって麻痺の症状はさまざまであるため、どのように分類するかについてはいろいろな考え方があります。

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1. 痙直型(けいちょくがた):
脳の大脳部分には、錐体路系と呼ばれる運動指令を伝達する神経の道があり、この部分を損傷すると痙直型の脳性麻痺を発生するといわれています。脳性麻痺に最も多くみられるタイプで、脳性麻痺児の約80%が痙直型だといわれています。筋肉がずっと緊張しつづけているために、突っ張った状態となっていることが多いようです。

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参考書籍: Sieglinde Martin, M.S., P.T/原著、山川友康、上杉雅之/監訳『親と専門家のための脳性まひ児の運動スキルガイドブック』(医歯薬出版株式会社、2015年)

痙直型の脳性麻痺では、自分の意思とは関係なく筋肉が高い状態がつづき、姿勢が固定されてしまいます。固定されたままの姿勢でいると、体が好ましくない形に変わってしまうことがあり、背骨がS字にのように曲がってしまう症状は側弯症(そくわんしょう)と呼ばれています。

さらに、動かしていない関節は使われないために動かしづらくなってしまいます。
関節が動かしづらくなると、さらに体を動かしづらく姿勢の固定させる状態につながり、体の変形がすすんでしまうという悪循環が生まれてしまいます。

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