子育て情報『熱性けいれんとは?対処方法やてんかんとの違い、危険なけいれん状態などについて詳しく解説します』

2017年8月17日 17:25

熱性けいれんとは?対処方法やてんかんとの違い、危険なけいれん状態などについて詳しく解説します

の2つの種類があります。ほとんどの例が単純型で、複雑型は1割ほどと言われています。

単純型は良性の熱性けいれんなので後遺症が残ることはほとんどなく自然と治ります。

一方、複雑型熱性けいれんは後にてんかんが発症する可能性があるので、場合によっては治療が必要になります。そのため、熱性けいれんが起きたときには複雑型かどうかを見極めることが重要です。その際、けいれんの様子、時間、回数が判断のポイントとなります。

・全身でけいれんせず、体の一部または左右非対称のけいれんが起きる
・発作が15分以上持続する
・24時間以内もしくは発熱中にけいれん発作を数回にわたって再発する

このいずれか1つがみられる場合は複雑型熱性けいれんとなります。複雑型の疑いがある場合、検査を受けることが推奨されています。


さきほども述べたように、熱性けいれんはそのほとんどが単純型です。単純型の場合、正しい対処を行えば後に大きな後遺症を負う危険性も少ないため、あまり大きな心配をする必要はありません。熱性けいれんが起きたときの対処法は、次の章で解説します。

http://amzn.asia/fUaubYd
参考:「すべてわかるこどものてんかん(皆川公夫,2014)」

http://www.tenkan.info/about/epilepsy/about_06.html
参考:てんかん発作とけいれん発作の違い|大塚製薬 てんかんinfo

http://minds4.jcqhc.or.jp/minds/febrile_seizures/febrile_seizures.pdf
参考:「熱性けいれん診療ガイドライン2015(日本小児神経学会,2015)」


熱性けいれんが目の前で起こったときの対処法

熱性けいれんとは?対処方法やてんかんとの違い、危険なけいれん状態などについて詳しく解説しますの画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=28144083536
子どもが突然けいれんを起こし、意識を失ったりしたら、驚いてしまう保護者の方も多いのではないかと思います。しかし、正しい知識を持っていれば冷静に対処することができます。

子どもが熱性けいれんを起こしたときには、以下のような対処法を実践してください。

<けいれん時の対処法>
・首の周りなどを締め付けないように衣服を緩めてください
・抱きかかえず、平らなところに寝かせてください
・嘔吐や口の中に固形物がある場合は、顔を左に向けて吐いた物が気道に詰まらないようにしてください
・口や鼻の周りの吐物を拭き取ってください
・診察時にそなえて、けいれんの様子(左右差)

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