2017年2月24日 16:00
46歳で発達障害者の私が、療育手帳取得にチャレンジしてみた。
役所での聞き取りから約1カ月後、都道府県の指定機関から連絡がありました。
そのときに「子どもの頃のことを聞かせてほしいのでご両親に同行してもらってください」と言われました。父はもう亡くなっているので母にお願いしました。けっこうな歳なので申し訳なかったですが。しかも「そんな昔のこと覚えてない」って言われますし。けっこう不安な気持ちになりました。
ちなみに親が高齢で足を運べない場合は、電話での聞き取りになるそうです。
親がいない場合はどうなるんでしょうね…?
検査を受けた結果は、手帳の取得は…
の画像">
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10161012073
検査の流れは、午前中に2時間かけて私はWAIS-Ⅲを受け、その間に母は別の部屋でチェックシートに回答し、それを心理士さんが見ながら追加で質問をいろいろと受けるというものでした。
WAIS-Ⅲは途中で休憩をはさみながらも2時間少々で終わりました。心理士さんはとても手慣れていて、検査のベテランという印象でしたね。
お昼過ぎに母と合流し、20分間待って母と私を担当した心理士さんたちによる結果の見通しと所見の説明がありました。
結果から言うと、「療育手帳の支給はできません」でした。
理由はわたしのIQが100を超えていたこと、成育歴に特に問題もなく、大学に進学したことがトドメになったようです。
療育手帳の審査ではふたつのことを見るそうです。
1.検査でIQを計る
2.成育歴で、18歳までに知的障害の状態であったかどうか
どちらでもダメだったわけですね。
心理士さんにズバリと聞いてみました。「私みたいな知的に問題のない発達障害の人が検査に来ることってよくあるんですか?」
すると「はい、けっこう多いケースです。やはり手帳を取っていただくことはできませんが」と答えてくれました。
この日も何組もの親子が検査を受けに来ていました。検査を受けに来る人はとても多く、忙しい状態が続いているそうです。WAIS-Ⅲの所見も簡単ではありましたが、説明してくれました。もう少し詳しい所見がきけるのかと思っていましたが、分析する時間もほとんどなかったでしょうし仕方がないのかなと感じました。
最後に、精神障害者保健福祉手帳で受けられるサービスについての案内がありました。