2017年5月25日 14:00
掃除中に「ふざけている」と言われた息子。泣きながら語ったその真実とは
また言われた!「息子くん、ふざけてばかり」
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発達障害のある息子は、たまに周りの人が困ってしまうほど、場をわきまえずにふざけてしまうことがあります。近くに私がいて制止しても何の効果もありません。むしろ、制止すればするほど、ふざけ方がエスカレートしていくのです。
頭の切り替えがうまくいかないからふざけてしまうのか、それとも単純に場の空気を読むことが苦手なだけなのか、とにかく一度ふざけ始めると「もう勘弁してよ~」と私は半泣きになるのでした。
息子のそんな態度に冷や冷やしながら始まった小学校生活。ある日、私が用事で小学校に行ったときに、息子と同じクラスのお友達からこう言われたのです。
「息子くん、掃除のときずっとふざけてます。
全然ちゃんとやらないんです」
この言葉を聞いて、私はとにかく情けなくなってしまいました。1年生になれば普通に掃除もできるようになるでしょうに、どうしてそういうときにふざけるのか…と。
さらに詳しく聞くと、息子は、みんなが掃除をしているのに、教室の中をフラフラしていたり、学校の備品などを触って遊んでいるというのです。
こんなことを同じ年のお友達に報告されるのも情けない限りで、私は何度も謝って小学校をあとにしました。
息子がふざけてしまった理由を聞き…
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その日、帰宅した息子に、なるべく冷静さを保ちながら私は言いました。
「ねえ、今日ね。掃除のときに息子くんがふざけてばかりでちゃんとやってくれないって聞いたんだけど。
掃除の時間はふざけたりしないで、ちゃんとやろうよ」
すると、息子は言ったのです。
「ふざけてるんじゃない」
そして、その次の言葉に、私は衝撃を受けたのでした。
「掃除の時間、自分は何をやればいいのか分からない。今日は教室の担当、とか、今日は下駄箱の担当、とかしか言われないけど、何をどうすればいいのか分からない。みんなは何も教えられていないのに、自分のやることがなんとなく分かっているみたいだ。でも僕には、さっぱり分からない。分からないうちに取り残されている。」