子育て情報『通級指導教室とは?対象は?通級による指導の内容や通い方、ほかの特別支援教育との違いを紹介します』

2017年4月29日 16:00

通級指導教室とは?対象は?通級による指導の内容や通い方、ほかの特別支援教育との違いを紹介します

基本的に特別支援学級で授業を受けますが、体育や図画工作、給食の時間は通常学級の子どもたちと過ごすこともあります。担任は特別支援学級の先生が受け持ちます。

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出典 : https://h-navi.jp/

特別支援学校に通う場合は、通学する特別支援学校に籍をおきます。また、通級・特別支援学級は通常の教員免許のみでも受け持つことができますが、特別支援学校の教員は通常の教員免許に加え、特別支援学校の教員免許を取得していることが通常です。


通級を選ぶべき?それぞれのメリット・デメリットは?

通級を選ぶべきかどうか、子どものことを考えて迷うのは当然です。

教育システムや制度の違いから、通級・特別支援学級・特別支援学校それぞれにメリット・デメリットがあります。お子さんの学校選びの参考にしてみてください。


■通級
・通常学級に在籍し、いろいろな子どもとのコミュニケーションなどの経験が積める
・通常学級で授業が受けられる
・本人の障害に合わせた必要な支援やフォローを通級指導教室で受けられる

■特別支援学級
・発達・障害の程度に準じたカリキュラムで指導を受けられる
・給食の時間や昼休みなどには通常学級での子どもとのコミュニケーションなどの経験ができる
■特別支援学校
・個々人の障害の程度に合わせたカリキュラムで、専門性を持った先生からきめ細かい指導が受けられる
・高等部では職業教育が受けられる

■通級・特別支援学級
・基準があいまいである
・すべての学校に通級指導教室や特別支援学級があるわけではなく、場合によっては遠くの学区に通学しなければならない
・高校では通級制度はまだ整えられておらず、特別支援学級も設置されていないのが現状(ただし、2018年度から高校でも通級指導を始めるよう文部科学省が準備を進めている)
・学級数や受け入れ可能人数などに地域差が大きい
・通常学級との行き来がお子さんのストレスになることもある
・制度や対象となるかの基準に地域差が大きい

■特別支援学校
・通常学級の子ども、同世代の子どもと触れあう機会が少ない
・転学・転校は可能だが手続きが必要
・障害の程度によっては入学できない可能性がある
・特別支援学校高等部を卒業しても、通常の高卒資格は得られない(ただし大学入学資格を得ることはできる)
・地域差、学校差がある


通級指導教室に入るには?

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出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=28054000397

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