子育て情報『発達障害の息子の「自立」とは?想像もできない私に父が教えてくれたこと』

2017年7月6日 16:45

発達障害の息子の「自立」とは?想像もできない私に父が教えてくれたこと


いつしか息子の障害のことを隠すようになっていた私

発達障害の息子の「自立」とは?想像もできない私に父が教えてくれたことの画像

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発達障害児を育てていると、外野からのさまざまな意見に心をえぐられてしまうことが多々あります。

往々にして語られる、特別支援学級と通常学級の選択に関する意見や、薬の服用に関する意見などもそうです。

答えが見えないなかで、必死に選んだ選択肢。それでも、その選択をした自分を100%信じることができないからこそ、他者の意見が辛く感じるのでしょう。

そうかといえば、他人事のような励ましの言葉も心に傷をもたらします。息子が発達障害だと診断を受けてから、「全然そんな風に見えない」「普通の子じゃん」「え~、全然そんなことないのに可哀想」「天才児ってこと??」というような言葉に、何度辛い思いをしたか分かりません。

私は段々と、カミングアウトすることすら億劫になり、どこに行っても息子の障害のことは隠すようになっていました。



息子が発達障害であることを父に知られた入学式

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息子の障害を隠す。それは私の父に対しても、例外ではありませんでした。父はADHDの特性を強く持ち、今も落ち着きのなさとお喋りの止まらなさで、家族に毎日叱られています。

そんな父が、息子の発達障害に気づいたのは小学校の入学式のことでした。

先生がずっと息子の隣についている様子や、他の子と違った扱いを受けていることを見て、父自ら「アスペルガー症候群なのか?」と私に問いかけました。これを機に、息子が特別支援学級に在籍していることについても、私は父にカミングアウトしました。そして父は、否定も肯定もせず話を聞いてくれたのです。

父の「否定も肯定もしない」という態度は、本当に救われました。
父は「そうだったんだね」とただ真実を受け止め、「診断をもらっていて良かったじゃないか」と私たちの方向性を認めてくれたのでした。そして、入学式の後、私のもとに1通のメールが父から届きます。そのメッセージには、自分の特性ゆえに経験したことが、最初に綴られていました。


父のメッセージに書かれていたこと

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「僕の経験からの話ですが、僕は年を取れば取るほどどんどん幸せになっていきました。

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