子育て情報『強度行動障害とは?特徴や原因、判定基準、支援、手続きの方法などについて解説します』

2017年9月25日 14:20

強度行動障害とは?特徴や原因、判定基準、支援、手続きの方法などについて解説します


強度行動障害とは?

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出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10733006271

強度行動障害とは、人を傷つけたり物を壊したりするなど、周囲の人の暮らしに影響を及ぼす行動が高い頻度で起きるため、特別な支援を必要としている状態のことです。家庭で通常の子育てをしていても、かなり努力をしてもなかなか困難な状況が持続してしまいます。厳密には医学用語ではなく、行政・福祉において使われている用語です。

1989年の行動障害児者研究会による報告書において、初めて「強度行動障害」という言葉が登場しました。この報告書では、以下のように定義されています。

精神的な診断として定義される群とは異なり、直接的他害(噛みつき、頭突き等)や、間接的他害(睡眠の乱れ、同一性の保持等)、自傷行為等が通常考えられない頻度と形式で出現し、その養育環境では著しく処遇の困難なものであり、行動的に定義される群。家庭にあって通常の育て方をし、かなりの養育努力があっても著しい処遇困難が持続している状態。

出典:特定非営利活動法人全国地域生活支援ネットワーク/監修『行動障害のある人の「暮らし」を支える: 強度行動障害支援者養成研修[基礎研修・実践研修]テキスト』中央法規出版2015年

https://www.amazon.co.jp/dp/4805852526
強度行動障害がある人は日本全国に約8,000人いると言われています。
この中には知的障害のある人や自閉症スペクトラムのある人も多く、障害の特性と環境のミスマッチが行動の問題を引き起こしてしまうことがあるとされています。

強度行動障害が起こる年齢は人それぞれですが、中でも中学生・高校生の時にこだわりや落ち着きのなさが目立つようになり、顕在化する場合が多いです。環境の変化によっては成人している方でも激しい行動が見られることもあります。

障害がある人たちの中で激しい行動を起こしてしまう人に対し、専門的な支援を受けられるようにするために強度行動障害という言葉が使われています。障害特性に合った治療はもちろん、さまざまな福祉サービスと医療を組み合わせて、一人ひとりにあった支援を見つけていくことが大切だといえるでしょう。http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12200000-Shakaiengokyokushougaihokenfukushibu/0000069196.pdf
出典:強度行動障害リーフレット|厚生労働省


強度行動障害の特徴

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強度行動障害は自分や人を傷つけるなど激しい行動が特徴です。

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