2018年2月16日 11:00
アダルトチルドレンとは?症状や、生きづらさの原因は?回復のアプローチや取り組み方も解説します
https://www.amazon.co.jp/dp/4883202186
参考:岸田さよ子著『「アダルト・チルドレン」実践篇―家族に潜むコントロール・ドラマ 』(三五館2001/2/9)P54 ~57
ですが、親との関係で何らかのトラウマを負ったことにより、二次的に精神疾患の症状が現れることがあります。
二次的な精神疾患の例としては、
・アルコールなどの依存症
・うつ病
・不安障害
・ひきこもり
・PTSD
・摂食障害
などが挙げられます。
こうした精神疾患の症状に対して医療機関の受診や治療が必要となる場合があります。
アダルトチルドレンが回復するためのアプローチ方法
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10161018088
アダルトチルドレンは自己認識の概念のため、医療的な治療の対象ではありません。ですが、おのおのが抱える生きづらさを軽減するためのアプローチ方法があります。アダルトチルドレンという概念の生みの親であるクラウディア・ブラックは、回復のための4つのステップを提唱しています。
●過去を探る
過去の事実を認め、そのときの自分の感情を語る。ここで、埋もれていた怒りが出てくるのは、失ったものを悼み悲しむグリーフワークのプロセス。
●過去と現在をつなげる
過去の何が、現在の自分にどう影響しているのか、つかんでいく。現在の自分の課題に焦点を移すステップ。
●自分の中にとりこんだ信念に挑む
自分が「すべき」「すべきでない」と思っているものを点検する。助けになっているメッセージはそのままとっておき、自分を苦しめているメッセージはおきかえる。
●新しいスキル(生きるうえでの技能)を学ぶ
感情を認知し、表現する。助けを求める。問題に向き合って解決する。相手に耳を傾ける。
交渉する。限界を設定する。ノーと言う。遊ぶ。リラックスする。決断する……などが、ACに有益なスキル。
出典:クラウディア・ブラック著『もちきれない荷物をかかえたあなたへ』(アスク・ヒューマン・ケア 1998/7/20)P.24-25
https://www.amazon.co.jp/dp/4901030027/
ここでは「過去を探る」「過去と現在をつなげる」「自分の中にとりこんだ信念に挑む」「新しいスキル(生きるうえでの技能)