2018年2月13日 11:55
感覚過敏の子ども時代を振り返って。あの頃こんな気持ちだった!大人にこうして欲しかった!【日常生活編】
晴れている日はギリギリまで目を細めて外に出ていました。まぶしい蛍光灯などでも同じように目を開けていられません。強い光を受けると、目がヒリヒリするような刺激を感じます。ライターなどの火でジリジリと目をあぶられるような刺激です。
そのため外出するときには、サングラスが手放せません。子どものころはお小遣いで100均のサングラスを買い、車で移動するときなどは必ずつけていました。外を歩くときにつけていると他の子たちからからかわれてしまうので、仕方なく外していました。
お子さんが、外に出た時にものすごく目を細めているようであれば、サングラスをつけてあげると喜ばれるかもしれません。
もし喜んでもらえるようであれば、色が薄い普通の眼鏡のようなサングラスを買ってあげるとよいと思います。色が薄ければ普通の眼鏡と同じように着用することができるので、どこにでもつけていけるし、他の子どもにからかわれることもないのでおすすめです。
にぎやかな場所では、全部の音が同じ音量で聞こえてくる
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=28144093370
私は昔から人混みやにぎやかな場所が苦手です。例えば年末年始の東京駅や、人がたくさんいるカフェや居酒屋あたりを想像してください。
他の人がどう聞こえるのかは分かりませんが、私は昔からその中にいると全部の音がそのままの音量で聞こえます。感覚としては、youtubeなどで動画を、5~8つ同時に再生しているようなイメージです。
その状態で一つだけ聴きたい曲を追加で再生してみてください。
全然聞こえないわけじゃないけれど、ところどころ他の音が邪魔をして、聞き取りづらいと感じると思います。がやがやしているところで私が相手と話をしているときは、そういう状況で聴きたい曲を聴く状態とよく似ています。
子どものころは、その音をどう処理していいのか分からず、すぐに具合が悪くなっていました。どこかに出かけても、人混みの中にいると具合が悪くなってしまうので、目的地についたとたん「もう帰りたい!」と駄々をこねていました。
いまでもにぎやかなところは苦手です。出かけても、3時間もすると疲れて眠くなってしまいます。大人になって、さまざまな対処方法を身につけてもこうなのですから、子どものころの自分はもっとつらかったはずです。