2018年3月20日 11:00
発達障害のある子の取扱説明書「サポートブック」で学校と連携!作り方と連携のコツをご紹介します
は、支援者(担任の先生や支援機関のスタッフさんなど)に我が子をサポートしていただく場合に、具体的な対応や話のきっかけのヒントになる、子ども本人の情報をまとめたものです。
私が作った「楽々式サポートブック」では、次のような内容を必要に応じて記入します(サポートブックの記入内容は配布機関等によって異なります)。
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①プロフィール: 名前、生年月日、家族構成、住所、緊急連絡先、かかりつけ医、相談先・支援機関
②発達の特徴・特別な個性: 診断の有無、診断名、投薬の有無、薬名、発達・知能検査の有無、言葉の心配の有無、知的な心配の有無、多動性・衝動性・不注意性の有無、学習の困りの有無、感覚の過敏性の有無、言語理解の特徴、その他発達上の心配
③検査結果のまとめ: 検査の種類、実施機関、検査年月日と当時の年齢、IQ値、特に優れた項目、特に心配な項目、全体的なバランスや発達の特徴、主治医または臨床心理士等の意見・助言のまとめ(またはコピーを添付)
④人間関係MAP: 家族、同居・別居の親族、本人が心を開いている友人、よく トラブルになる友達、頼れる先生や近所の人など、人的な援助資源の書き込みMAP
⑤発達の凸凹~体質的な得手・不得手〜: 得意な行動・作業、苦手な行動・作業
⑥いいところリスト: できること・がんばっていること
⑦すごいところリスト: 特技・とても詳しいこと
⑧好き・嫌い: 好きなこと・もの、嫌がること・もの、落ち着くこと・もの
⑨パニック・問題行動記録: いつ、前の状況や要因、本人の行動、その時の対応
⑩サポートの必要レベル: 生活面・学習面・社会面のサポートの必要性の程度
⑪サポートテクニック集: 本人のつまずき、その困りの理由、サポート方法(家庭で実際に効果があり、学校でも対応可能なアイデアを、具体的な実例や声かけ例で書く。
必要なら写真も添付)
⑫引継ぎ時のサポートブック取り扱いの希望: 進級時等の引き継ぎの希望など
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検査結果などの実際の資料を添付したり、第三者にチェックしてもらえると、説得力があり、信頼性の高いものになります。そして、先生と子どものコミュニケーションのヒントとなるよう、少しでもできていること、がんばれていること、いいところ・長所や、特別な才能のあるところなど、ポジティブな情報は必ず入れます。