子育て情報『【BOOK】作家、詩人、そして重度自閉症―東田直樹さんが考える「愛」と「自分の心」の大切さとは』

2018年5月12日 11:50

【BOOK】作家、詩人、そして重度自閉症―東田直樹さんが考える「愛」と「自分の心」の大切さとは

無理せず、自分のペースで愛情を注ぐこと。いつかあなたの愛は、その子にとって生きる希望になるはずです。

もう一つ、東田さんは「自分の心」の大切さについても述べています。

今何をしたいのか、どう感じているのか、本当に幸せなのか。自分の心に正直に生きること。自分の気持ちを大切にしていれば、周りの人の気持ちも尊重できるようになります。もしも、みんなが頑張っているように見えて、自分だけが頑張れない時があっても大丈夫。

「頑張れないときがあっていいのです。
頑張る基準は、自分の心が決めればいいと思います。」

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「もしも子どもに障害がなかったら」そう思うのは別に悪いことじゃない

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「障害児の子育てには、たくさんの苦労があります。僕は、子供を愛せない親が悪いのではなく、愛せないほど苦しい状況になってしまうこと、そのものが「悪い」と思っています。親が、もしも子供に障害がなかったらと考えたとしても、別に悪いことではなく自然なことです。」

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東田さんは当事者目線で、障害のある子どもを育てることについて触れています。彼自身も、自分に障害がなかったらどんな人生を歩んでいたのだろうと考えることもあり、そのことに罪悪感を持っていた時期もあったようです。「普通である想像上の僕は、いつも笑っています。しかし、今の僕より幸せかどうかはわかりません。悩みのない人などこの世にはいないからです。」

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障害者は決して特別な存在ではありません。それぞれが不安や悩みを抱えて生きている。
障害を抱えながら生きていくには、たしかに困難や壁がつきものですが、“普通”と言われる定型発達の人の日常や人生にも、悩みや孤独があります。どんな人も、みんな同じように心を持っている。それが東田さんの考えです。


「自分らしく生きられる社会を目指して」―誰にでも必要な3つのこと―

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東田さんは、障害のある人自身にも必要な3つのことを挙げています。

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