2018年4月25日 14:00
斜視とは?手術で治療できるの?原因や発達障害との関連も解説します
をつまむと白目が見える場合は、偽斜視の可能性が考えられます。赤ちゃんであれば成長とともに顔だちも変わり、目立たなくなります。
本人が両目で同じものを見ているにもかかわらず、他人から見ると視線が合っていないように見えるという状態もあります。この場合も、見かけは斜視であっても実際には両目を使って物を見ているので偽斜視と言えます。
斜視の原因
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斜視の原因は大きく4つに分けられます。
・目の筋肉や神経の異常
・遠視
ほとんどは目の筋肉や神経の異常、または遠視です。遠視の場合、強くピントを合わせようとするときに目が内側に寄ります。遠視が強いと、遠くを見ているときもピント調節をすることで内斜視となってしまいます。
・片目の視力低下
病気やケガで片側の目だけ視力が落ちてしまうと、その目が斜視となるケースもあります。多くの場合、外斜視となります。
・両眼視の異常(脳の病気も)
両眼視とは、対象を両目で見ることです。脳の一部のわずかな異常などから、両眼視ができなくなると、両方の目がばらばらの動きをすることがあります。
斜視は遺伝と環境、どちらの影響も受けます。必ず遺伝するものではなく、遺伝する確率もそれほど高くないと言われています。
斜視は放置せず早期に受診することが重要
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斜視を放置すると物が二重に見えるなどの症状があり、それを調節するために片目だけで見るようになります。そうなると遠近感や立体感がうまくつかめなくなってしまいます。
また、使わなくなった片目の視力が低下し、弱視となってしまうこともあります。弱視は視力が発達するピークである8歳より前に治療することが重要です。子どもの場合は特に、早期の治療が肝心だと言えます。
斜視の検査方法
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斜視が気になって病院へ行く場合、以下のような検査が行われます。状況によってはほかの病気が隠れていないか、眼球を含めた全身の検査をすることもあります。