子育て情報『下痢・便秘が続く過敏性腸症候群(IBS)とは?主な症状、原因、治療法まとめ』

2018年5月15日 11:00

下痢・便秘が続く過敏性腸症候群(IBS)とは?主な症状、原因、治療法まとめ

による診断を確定するために尿・便検査、血液検査のほか、症状や過去にかかった病気(既往歴)や家族の既往歴によって、腹部X腺検査、大腸内視鏡検査、超音波検査、CT検査などが追加されることもあります。急激な体重減少・血便・寝ている間もトイレに行きたくなる場合は、過敏性腸症候群ではなく他の病気の可能性もあるため、追加の検査が必要となることもあります。

潰瘍性大腸炎やクローン病などの初期症状は過敏性腸症候群の症状に似ていること、細菌・ウイルスに感染していることも考えられるため、自己診断ではなく必ず病院で診察を受けましょう。検査以外にも、心理状態や生活状況を聞き出して総合的に診断することもあります。

市販薬で乗り切れているから自分は大丈夫だ、と思っていても重大な病気が隠れている場合もあります。胃に違和感を感じたり、下痢や便秘などの症状に悩まされている場合は、早めに医師による診断をしてもらいましょう。


治療法はさまざま。症状に合った治療法を選ぶことが大切

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出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10161016815

過敏性腸症候群の治療は、たいてい以下の順番で行われます。


1 生活習慣の改善
・朝、排便をする習慣をつける
・夜更かしをせずに十分な睡眠をとる
・運動不足であれば適度な運動をする(運動療法)
※運動することでストレスが減り、便通も促されるため

2 食事指導(食事療法)
・香辛料、冷たい飲み物、脂っこいもの、コーヒーやアルコールなど、腸に刺激を与えるようなものは控える
・食物繊維を多く含んだ消化に良い食べ物を食べる
・食事は早食いしない、食事を抜かない、1日3食決まった時間にとる

3. 薬物療法
・生活習慣や食事を改善しても症状が変わらない場合は、症状(身体症状・精神症状)に合わせて薬や漢方を使う

4. 心理療法
・薬を使ってもあまり症状が改善されないときやストレスが強い場合は心理療法が用いる
・心理療法には認知行動療法やストレスマネジメント、対人関係療法などがある
※薬を使いながら心理療法を併用する治療もある

過敏性腸症候群の治療では、自分の症状に合った治療法を選び、症状を改善させます。


日常生活の工夫で過敏性腸症候群を予防することはできる?

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過敏性腸症候群を予防できるという研究はありませんが、普段からの心がけで症状を避けたり軽減したりすることはできます。

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