子育て情報『療育手帳を持っているだけでは「障害基礎年金」は受給できない?わが家が直面した、ある問題とは…!』

2018年5月26日 11:00

療育手帳を持っているだけでは「障害基礎年金」は受給できない?わが家が直面した、ある問題とは…!

つまり、20歳を迎える前に年金受給申請することになりますが、それまでに成人を診られる病院で主治医を見つけておく必要があります。障害のある子を育てているママ友のなかには、子どもが幼い頃から「年金申請のこと」まで見越して、最初から大人の精神科が併設されているクリニックに通わせている人もいます。でも私は、担任に言われるまで、まったくその知識がありませんでした…。


主治医探しの旅へ

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出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10161018227

現在、息子は強迫性障害のために大学病院に通院しています。ただ、この病院は「病気の診断を確定して治療方針を立てるところ」です。定期的に通う場合は、住まいの近くのクリニックに転院する必要があるようです。そういう意味ではずっと診てもらえる主治医がいない状態です。

わが家の場合、大学病院から他の病院への紹介などはないため、自力で見つける必要があります。
都内の精神科のクリニックに電話をしてみました。しかし、まず電話がつながりません。

30分電話をかけ続け、やっとつながったとしても「来月の初診枠は満員となりました!」と言われてしまいました。さらに「年金申請の診断書記入目的の新患は受けつけていません」と言われてしまったのです。

こうして、病院探しの放浪の旅の途中にあるわが家ですが、医師の立場に立てば、18歳になっていきなり来られても「幼い頃からずっと診てきている訳ではないので、受診してすぐ診断書を書くことは難しい」と考えるのも頷けます。

http://www.seiwa-pb.co.jp/search/bo01/bo0102/bn/32/12index.html
参考:発達障害診療における小児科から精神科へのトランジション | 精神科治療学 第32巻12号(星和書店)


精神科医へのスムーズな引継ぎがあれば…

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出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10161002659

障害基礎年金の申請支援までして引き継いでもらうことができたら…小児科で診られる年齢と、年金申請までの期間があることなどによって、このような問題が出てきてしまいます。

せめて、小児科・児童精神科医が、患者の状態を要約して書面にして成人期の病院へ引き継いでくれたら、精神科医も対応しやすくなると思います。

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