2018年7月15日 11:00
発達障害の男の子、思春期はどんな時期?変化の内容や大人の関わり方のポイントを解説!
思春期に入る前から、どのように行動したらいいかを、まず家族が実践して見せることが大切です。
例えば、次のようなことを家庭内で心がけるだけで子どもの理解を助けることができます。
・(入浴介助が必要な子どもの場合)異性の保護者は洗い場で服を着たままで介助する
・家族全員が、お風呂あがりに裸で部屋の中をうろうろしない。着替えは脱衣所か自分の部屋で行う
・子どもの精神的な発達に応じて、抱っこなどのスキンシップは徐々に減らし、年齢相応のボディタッチ(肩をポンと叩くなど)に移行していく
人前で裸にならない・見せないなど、自然に性を意識させていくことが大切です。
また、子どもが一人になれる「マイスペース」を確保してあげましょう。部屋が難しい場合は仕切りをつくるのでも大丈夫です。着替えなど、プライベートなことはそこで行うようにします。
まとめ
思春期、男の子、発達障害、と関わる要素が複雑で不安を感じやすい時期なのではないでしょうか。
悩みに向き合うたびに「これは時期によるものなのか、障害によるものなのか、男の子だからなのか、それとも?」と見通しの立たない不安を感じる方もおられるかもしれません。
子どもの意思を尊重したコミュニケーションの取り方によって問題行動を減らしたり、性的な意識づけは家庭内で少しずつ実践を行うことで性的トラブルが起きないよう子ども自身理解を深めることができます。
お子さん一人ひとりの成長を見つめながら、その時々にあった関わり方を探していけるとよいですね。
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