発達障害の凸凹を包み込む社会へ、企業の新しい視点を切り開くーLITALICO発達ナビミートアップvol.4
発達障害のある子どもや家族の困りごとを知り企業ができる可能性を探る!7月のミートアップ
「LITALICO発達ナビ」では、発達障害に関するコラムの発信や、施設情報の提供などを通して、発達障害のあるお子さんや、保護者の方々の生活を取り巻く困難の解消に取り組んできました。
現在は、月間300万人以上の方がサイトを訪れる規模となりました。多くのユーザーの方にとって、必要な情報と出合ったり、同じような悩みを持つ仲間との交流ができる場となっています。
一方で、LITALICO発達ナビの力だけでは解消出来ない困難が多いことも事実です。そこで、発達障害にまつわるより多くの困りごとを解消していくため、さまざまな分野の企業とのコラボ企画・協業を進めていこうとしています。
その一環として、始まったのが「LITALICO発達ナビ ミートアップ」。毎回、異なるゲストスピーカーをお招きし、講演や参加者の皆さんとLITALICOのスタッフでのディスカッションなど行なっています。4回目のミートアップは、2018年7月25日(水)に実施されました。
LITALICO発達ナビ ミートアップの様子をレポート
今回のミートアップにも、小売店、飲食店、メーカーなどから、自治体に勤務されている方まで、さまざまな業種の企業・団体などで働く方の参加がありました。4回目となった今回はゲストスピーカーとして、大人の「生き方」研究所 Hライフラボの岩本友規さんをゲストにお招きしました。

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講演に先立って、LITALICO発達ナビ編集長の鈴木悠平がLITALICOや「発達ナビ」のこれまでの取り組みとこれからについてを解説。ミートアップを開催する目的についても紹介しました。

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岩本さんは、3回の転職を経て携帯通信キャリアに勤務していた33歳のときにADHDとアスペルガー症候群の診断を受けました。その翌年から外資系企業でシニアアナリストとして活躍され、複業で発達障害のある人の「自立」や「主体性」獲得プロセスの研究や普及のための執筆、講演活動を行なっています。LITALICO発達ナビでは、以前インタビューさせていただいたこともあります。
この日は、「〜いま伝えたい発達障害の私の生き方と研究〜」と題して、子どものころの発達障害による困りごとや社会人になってからの経験、現在の研究についてご講演いただきました。