2018年9月13日 07:30
【発達障害 子育て】親子で発達障害。マイナス思考の私に衝撃!息子の「辛くない」宣言
小学校に入学した息子は、週に何時間かを特別支援学級で過ごすようになりました。勉強に遅れはなかったので、主にソーシャルスキルを学んでいます。
週に2回は放課後等デイサービスで運動療育を中心に分刻みのスケジュールをこなします。土曜日は音楽療法に通っています。他の子どもたちと違う日課をこなしているということは、早々に本人も気づいていました。ですから、息子が疑問をぶつけてきたときに、発達障害について告知しました。もちろん、私が当事者であることも、そのときに話をしました。
ある日、療育活動が終わった後に、私は息子にこう言いました。
「辛いけど頑張ろうね。ママも一緒に頑張るからね」
すると驚いたことに、息子がこう返してきたのです。
「ママ、僕、辛くないよ」
私は一瞬、「え??」と固まってしまいました。
「ママは発達障害で、辛かったことしかなかったの?」
息子の質問に、私は「そりゃあ当たり前でしょう。辛かったことばっかりだよ」と答えました。すると、息子はこう続けたのです。
「そうなのかあ。なんでだろうね。
僕は、発達障害で良かったと思うことしかない」
私は息子の言っていることの意味が分からず、呆然としてしまいました。
私と息子は違う時代を生きている
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10567001248
私の頭の中は疑問符だらけ。「なんで?なんで良かったと思うことしかないの??」と聞き返しました。
すると息子は、「みんなが僕のこと助けてくれる。あと、支援学級の先生を独り占めできる。僕、支援学級の先生大好きなの。それに、療育も放課後デイも楽しいし、先生たちも大好き。
それって、僕が発達障害なおかげでしょ?何が辛いの?良いことしかない」と言い切ります。
私はただただ驚きました。そして思い知ったのです。私と息子は違う。育っている時代も、発達障害を取り巻く環境も。そしてそれ以上に、「発達障害=不幸」ではないのだと。
私は、発達障害の特性が、自分が感じてきた困難の原因だと思っていました。この特性がある限り、困難はずっとつきまとい、発達障害であることを憎み続けるのだと。
けれども、息子の言葉で分かったのです。困難の原因は、発達障害の特性そのものではないということ。周りが適切な支援をすれば、それは「ギフト」