2018年8月31日 08:00
福祉避難所とは?障害のある人など要支援者のための災害時の施設について詳しく説明します
・障害のある方(身体障害者、知的障害者、精神障害者)
・高齢者
・妊産婦
・乳幼児
・難病患者
・傷病者
また、内閣府の示すガイドラインによると、要配慮者の家族も同行することが可能であるとしています。
ただし、避難所の運営は民間企業やNPO、ボランティア団体などが指定管理者となり、自治体主体で行われています。そのことから、それぞれの地域で異なる決まりがなされている場合もあります。
お住まいの地区がどのような対応をしているのか事前に確認しておくことが重要です。
どんな場所が福祉避難所になるのか?
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=28058000129
困りごとのある方々を受け入れる福祉避難所の候補となる場所は、「バリアフリー」であり「支援者をより確保しやすい」ところです。この2つのポイントに重きを置いてみると、以下のような施設が想定されます。
・一般の避難所となっている施設(小・中学校、公民館等)
・老人福祉施設 (デイサービスセンター、小規模多機能施設、老人福祉センター等)
・障害者支援施設等の施設(公共・民間)
・児童福祉施設(保育所等)、保健センター、特別支援学校
・宿泊施設(公共・民間)
http://www.bousai.go.jp/taisaku/hinanjo/pdf/1604hinanjo_hukushi_guideline.pdf
市区町村などの自治体はこれらの施設の設備や、そこで支援を行うことのできる人材などの状況をあらかじめ情報収集し、福祉避難所として活用できるように準備しています。
要支援者の災害時の避難所での困難とは?
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10337000962
避難生活は、多くの方にとってストレスフルと言えますが、要支援者の方々はさらに困難を感じがちです。特に一見障害があるとわかりにくい方は、困りごとが理解されにくく窮屈な思いをしたり、過度なストレスを感じてしまうこともあります。
さらに、一般の避難所での生活が困難であることから自宅避難や車中泊に切り替える方もいます。そのため、支援物資などが行き渡らないなどの問題や、狭い場所での寝泊まりでエコノミークラス症候群などのリスクも高まります。