2018年9月6日 07:30
「子どもの障害、どう乗り越える?」問われて気づいた――一緒に乗り越えてくれた、大切な存在のこと
と言って支えてくれたのは夫でした。
長男のパニックで疲弊していたとき、「病気の子どもは優しいお母さんを選んで生まれてくるんだよ」と言って気持ちを救ってくれたのは次男でした。
そして長男がはじめて療育園の門をくぐったとき、優しい笑顔で包んでくれたのは、この療育園の先生たちでした。
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壁にぶつかるたび私が自力ではい上がったのではなく、いつも周囲の人間が手をさしのべてくれていました。私だけで乗り越えた壁などひとつもなかったのです。
伝えようとする中で、私自身が気づいたこと
ご夫婦一緒に参加された方、ママ友同士でメモを取られている方…いろんな方が集まっていましたが、その空間は障害のある子どもを育てる人たちの一体感がありました。わが子のために何ができるか模索する親の姿がそこにはありました。
その光景を見て、もうひとつ大きな支えがあったことを、話しながら思い出したのです。
「この療育園で知り合ったお母さんやお父さんたちと悩みを打ち明けあうことも、精神的な助けになると思います」
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そう伝えました。
人には経験しなければ分からない苦しみというものがあると思います。実際に発達障害のある子どもを育ててはじめて分かる、特有のやるせなさがあるのです。私は大した助言はできないけれど、先輩ママの声に耳を傾けることでもいいと思います。辛いときは辛い、苦しいんだと言い合える相手はきっといると思います。
どうかお母さん、お父さん、一人で背負わないでくださいね。
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