2018年9月25日 12:00
29カ国語に翻訳、世界中でシェア!自閉症啓発アニメ制作者を取材「僕らはみんな違う。それは素晴らしいことなんだ」制作者が込めた想いとは?
「このアニメを観て、感動で大泣きです。いろいろ気づけた。ありがとう」
「自閉症は説明するのが難しいもの。でも、よく特徴を捉えています。」
「市議会の自閉症啓蒙担当として、ぜひ次のセッションで使わせていただきます。素晴らしい!」
「私の息子は、このビデオを見たおかげで、自分の自閉脳を誇りに思うようになりました。ありがとう!ありがとう!ありがとう!」
「私の12歳の息子が、『自閉症の子供を非常に的確に描いた素晴らしい作品だ、と伝えて欲しい』と言っていました。」
「このアニメを制作してくれて本当にありがとう。他の人が自閉症スペクトラムというものを理解できるよう、心を砕いてくださったのを感じます」
「素晴らしい教材だと思う。私のクラスの子どもたちは、とても楽しんで観ていました」
─この反響を見て、どんな思いでしたか?
アレックス: 繰り返しになりますけど、こんなに反響があることを予想していなかったんです。
息子の学校の教材用に、と思ってつくっただけだったのですから。それが今や世界中にシェアされて…。うまく言葉にできませんが、これまでの自分の仕事の中で、一番やりがいがあるものでした。
このアニメに込めたメッセージとは…
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アレックスさんには2人のお子さんがいらっしゃるそうですが、よく仕事場を訪れて作品づくりを見ていたそうです。
2年間の年月、この作品に少しずつ生命が吹き込まれるのを目の前で見ていったお子さんたち。いつの間にかお父さんの伝えたいテーマを少しずつ学んでいったようです。兄弟で言い合いになると、アレックスさんは2人に「僕らはみんな違う。
そしてそれは素晴らしいことなんだ!」と伝えました。そのたびに、3人で大笑いになったそうです。想像するととても微笑ましいですね。
アレックスさんは、「人間は一人ひとりが唯一無二の存在であるということを、都合よく忘れてしまいがちだから、常にそのことを思い返すようにすると良いね」と言っていました。
そして最後に、日本の皆さんに、アレックスさんからメッセージをいただきました。それは…
「We are all different. And that’s wonderful! (僕らはみんな違う。そしてそれは素晴らしいことなんだ!)」
発達障害の子どもと関わる立場にいる者として、この言葉はとても惹きつけられ強く共感できるものでした。