2018年10月4日 07:00
『学校に行きたくない君』の親へ届け!著名人からの熱いメッセージ!
だから「生徒」がいいと思う。不登校の子だけを特別な呼び名で呼ぶ必要はなくて、学校に頼らないで生きる生き方が一般化される必要があると思っています。
https://futoko.publishers.fm/issue/4404/
不登校新聞
田口トモロヲさん、宮本亜門さん、茂木健一郎さん、山田玲司さんら著名人からの熱いメッセージ!
今回、俳優・映画監督の田口トモロヲさん、演出家の宮本亜門さん、脳科学者の茂木健一郎さん、漫画家の山田玲司さんにアンケート取材をしました。4名から、不登校のお子さんを育てる保護者に向けていただいたメッセージをご紹介します。
――不登校のお子さんの保護者に向けて一言メッセージを。
田口さん:自分なら、たとえ世界中を敵にしても味方だと思える人に近くに居てもらいたいです。生き続けるために一つだけ好きなこと(支え)を見つけて、人生=生活をこじ開けてほしいと思います。
田口さんはまた、本書の中で次のように話しています。
一番近くにいる保護者が肯定し、味方になってくれることは、とても大切なことです。
あきらめると言うと、ネガティブに聞こえますが、肯定することと同じ勇気だと思うんです。僕は自虐的な人間だから「自分を肯定する」という言い方より「ダメなんだから仕方がない」という言い方の方が安心するんで(笑)。
『学校に行きたくない君へ』(ポプラ社)、田口トモロヲさんの言葉より
https://www.amazon.co.jp/dp/4591159663http://mash-info.com/profile/t_taguchi.html
田口トモロヲ(俳優・映画監督)
――不登校のお子さんの保護者に向けて一言メッセージを。
宮本さん:親子であっても、以心伝心はありません。それぞれが違う人格をもった人間なのです。だから、親自身のたどって来た人生で、これが正しい、間違っていると判断したものを言われても説得力がありません。
お互い、対等で冷静に、この情報過多の時代を生き抜くために、何を選び大切に生きていくか、考え話し合ってください。
――「不登校」という言葉を、ポジティブな違う言葉につくりかえるとしたら、どんな言葉にしたいですか。
宮本さん:「その子どもにしかできないオリジナル性の模索」。「個性を生かし、社会に生きていくための大切なブレイクタイム」。