2018年10月4日 07:00
『学校に行きたくない君』の親へ届け!著名人からの熱いメッセージ!
――その理由・言葉に込めた想いとは?
宮本さん:人は全員違う考えと違う才能を持っています。しかし、学校は知識を入れ込むことで忙しくなかなか教えてくれません。むしろ、それは親だからできる、子どもと親しくなれる素晴らしい役目。焦らず、それぞれの個性や特性を引き出して、将来大きく花開くように、準備をしてください。
もう一つ、宮本さんが本の中で伝えてくれた、勇気が出る「言葉」を紹介します。
だってこれまで痛みを経験してきたはずです。職種はちがうかもしれませんが痛みを経験してきた役者さんはいい仕事をします。もう一つ、つけ加えるならば、新しいことを始める際に「不安がっている自分」を否定しないでください。
「怖いけどやってみたい」、その思いに自分が後押しをされたときには素直に気持ちに従ってみてください。
『学校に行きたくない君へ』(ポプラ社)、宮本亜門さんの言葉より
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宮本亜門(演出家)
――不登校のお子さんの保護者に向けて一言メッセージをお願いします。
茂木さん:お母さん、お父さんは、お子さんの「安全基地」になるのが一番よいのです。安全基地とは、お子さんが挑戦したいことを、見守り、応援するということです。お子さんが学校に行かないという選択をしたということは、つまり、そのような挑戦をしているということです。その挑戦を、見守ってあげてください。
学ぶために、学校に行くことは必須ではありません。今の時代、いくらでも他の方法はあります。
もちろん、ふたたび学校に戻るという選択をしてもいい。でも、戻らなくてもいい。「普通」であることと、学びはまったく関係ありません。
お子さんは、賢い。自分の人生を、切り開こうとしている。そんなお子さんを、信じてあげてください。
――「不登校」という言葉を、ポジティブな違う言葉につくりかえるとしたら、どんな言葉にしたいですか。
茂木さん:「もう一つの学びへの勇気ある挑戦」
――その理由や、言葉に込めた想いは?
茂木さん:学校に行かないことを選択したこと自体勇気あることですし、それは必ずもう一つの学びにつながるのです。
茂木さんはまた、本書の中で「多様性に上下はない」と語っています。
脳科学の見地から言えば「不登校は脳の個性である」