【図解】ADHDとは?イラストでわかりやすく紹介します!
ADHDとは
ADHD(注意欠陥・多動性障害)は、主に不注意、多動性、衝動性の特性が現れる先天的な発達障害です。文部科学省はADHDを以下のように定義しています。
ADHDとは、年齢あるいは発達に不釣り合いな注意力、及び/又は衝動性、多動性を特徴とする行動の障害で、社会的な活動や学業の機能に支障をきたすものである。また、7歳以前に現れ、その状態が継続し、中枢神経系に何らかの要因による機能不全があると推定される。
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/tokubetu/004/008/001.htm
ADHDの特徴をわかりやすくまとめると、以下のようになります。

Upload By 発達障害のキホン
ADHDの3つの特性と診断タイプ

Upload By 発達障害のキホン
・不注意…物事に集中できず、忘れっぽい
・多動性…落ち着きがなく、じっとしていられない
・衝動性…自分の感情や行動をコントロールできず、衝動的に動いてしまう
診断の場で使われることの多いのは、アメリカ精神医学会が定める「DSM-5」という診断基準です。
DSM-5では、ADHD「注意欠如・多動症/注意欠如・多動性障害」の診断基準に照らし、さらに以下の3つのカテゴリーに分類され、重症度を特定されます。
・不注意優勢型…過去6ヶ月、不注意の基準を満たしている場合
・多動・衝動性優勢型…過去6ヶ月、多動性・衝動性の基準を満たしている場合
・混合型…過去6ヶ月、不注意と多動性・衝動性の基準をともに満たしている場合
ADHDのある人の多くは3つの特性を併せ持っていると言われていますが、それぞれの症状の現れ方は一人ひとり異なり、不注意が目立ち、多動性はあまり見られない人もいれば、多動・衝動性が強く現れる人もいます。
ADHDの特性・困りごとをチェック!
ADHDのある人によく見られる困りごとの一部をご紹介します。不注意、衝動性と多動性の困りごとは関係しあったり、重なったりしている場合も少なくありません。年齢や環境などによって現れる特性や困りごとは異なり、また特性があるからといって必ずしも生きづらさや困りごとが現れるとは限りません。ですが、以下のリストにあげる特性や困りごとに当てはまるものが多く、長期にわたって日常生活や学業・仕事に支障が出ている場合、専門家への相談をおすすめします。