子育て情報『3月21日、世界ダウン症の日に向けて。ダウン症のある人が「私たちの未来」を語る!イベントレポート』

2019年3月1日 14:00

3月21日、世界ダウン症の日に向けて。ダウン症のある人が「私たちの未来」を語る!イベントレポート

各自の発表のあとに、日本ダウン症協会の玉井代表理事と笠井アナウンサーとのトークセッションという形式で進行しました。

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最初に登場した戸田萌葉さんは18歳。趣味は歌うことと踊ることだそう。エレファントカシマシと忌野清志郎が大好きで、カラオケで歌うのが楽しみ、と発表しました。

玉井代表理事「歌、好きなんですね。どうやって歌を覚えるの?」
戸田さん「ウォークマンでよく聞きます。学校では聞いてはいけないので、もっていきません」
笠井アナ「カラオケは誰と行くんですか?」
戸田さん「カラオケは、おかあさんといっしょに行きます。
時間は1時間と決められています。ダンスも大好きで、『ポップコーン』(ヒップホップ系のステップのひとつ)を踊ってます。テンポが速くて、ステップがいいんです。先生に教えてもらえるし、みんなで新しい曲を踊ったりするのが楽しい」

トークのあとに、エレファントカシマシの「今宵の月のように」を歌いました。

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次に登壇したのは、佐賀大学附属特別支援学校高等部2年生の西村嘉浩さん(17歳)。バドミントン、空手、水泳、絵、買い物・料理、さまざまなことにトライしている様子を「自分ができたこと、これから頑張ること」としてまとめ、自作のパワーポイントのスライドを使って発表しました。そして、「ぼくたちはいろいろなことにチャレンジして、将来の夢のためにつないでいきたいです。
仲間と仲良くしていきたい。夢は独り暮らしです」と力強い言葉で締めくくりました。

玉井代表理事「いろいろなことにトライしていますね。いちばん好きなのは?」
西村さん「大きな絵を描くこと。みんなと活動するのが楽しい」
笠井アナ「ダウン症のある人は、ひとつのことに熱中する人が多いと聞いたけど、いろいろなことにがんばっていますね。いろいろ習っていて忙しいでしょう?」
西村さん「はい、ばたばたしています」

発表の中でも、佐賀支部に所属する女の子とSNSや電話で連絡を取り合っているという話がありました。そのことを聞かれた西村さんは、しっかりと結婚観も語ってくれました。

「ぼくは彼女と結婚したいです。
でも、彼女は結婚はしたくないっていう。だからもっと説得しないと!(彼女は)僕と同じ高校生なので、大人になってから結婚するんだと決心しています。まず一人暮らしをして、給料をもらえるようになったら、二人で暮らしたいです」

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