子育て情報『こんなとき、どうする?発達障害がある私が「仕事で失敗した」ときの考え方と対処法』

2019年4月26日 07:00

こんなとき、どうする?発達障害がある私が「仕事で失敗した」ときの考え方と対処法

を考えながら試行錯誤し続けてきました。

相手は、自分が知っていることを同じように知っているとは限らない。それに気付けたことで、何か説明する場面でもしっかり意識できるようになり、今では当時ほど「自分の考えが伝わらない」ということは少なくなりました。むしろ「きみの話は分かりやすいね」と言ってもらえることもあり、うまくやれるようになってきたと思っています。

こんなとき、どうする?発達障害がある私が「仕事で失敗した」ときの考え方と対処法の画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=28174007239

以前、とあるECサイトの改修を行う際に、稟議を通すための資料を作るよう依頼されたことがあります。そのとき「前に作った資料があるから、それと同じように作って」と言われました。

指示を出す側としては「同じようなレイアウトで、同じようなデータをまとめてほしい」という意図なのだろうと理解したのですが、そもそも何を説明するための資料なのかという“目的”が分からなかったため、どこから手をつければ良いのか分かりませんでした。

これは「あいまいな状況では、すべての可能性を考えてしまう」という私の特性によるものだと思います。
データ項目が同じならいいのか、フォーマットが同じならいいのか、フォントまで一致させなければいけないのかなど、「何をどこまで同じにすればよいのか」「どの情報が必要で、どの情報が不要なのか」が分からず、あらゆる可能性を想像しすぎてしまったのです。

◇失敗からの学びと解決策◇

そこで、このようなあいまいな指示を受けた場合には「同じフォーマットで同じデータ項目を用意するイメージですか?」「少し作ってみたんですけど、このような感じでよろしいでしょうか?」というようにこちらから確認するようにしています。

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出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=28174005999

新卒の頃、その部署にかかってくる外線電話の電話番を担当していました。もうご想像いただけるかもしれませんが、電話番をするのがとても苦手でした。

電話をとって「電話をかけている人の名前」や「電話の宛先の人の名前」を聞き取ろうと思うのですが、うまく聞き取れず、何度も聞き返すことになってしまいます。そして相手の声がどんどんイライラしてくるのが伝わってきて…。

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