子育て情報『自閉症息子の「小銭だらけのお財布」をなんとかしたい!お金の計算を無理強いした結果…』

2019年5月2日 07:00

自閉症息子の「小銭だらけのお財布」をなんとかしたい!お金の計算を無理強いした結果…


中学生の息子に、お金を使う練習をさせたい!

『発達障害に生まれて』(松永正訓著/中央公論新社)のノンフィクションのモデルとなった立石美津子です。

自閉症の息子が中学生になった頃、私は「息子に1人で買い物に行けるようになってほしい」と考えるようになりました。そこで、お金の使い方を理解させるために、「放課後等デイサービスからの帰宅途中にあるコンビニで、夕食後に食べる好きなデザートを買う」という日課を思いついたのです。

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Upload By 立石美津子

普段から私と一緒に買い物に行くことはありましたから、「品物を選んでレジに持っていき、お金を払う」という流れは息子も分かっています。問題は、「120円のものと200円のものを買ったら320円になる」といった計算のできない息子が、必要な金額分のお金を払うことができるかどうかでした。

息子はリュックサックにヘルプカードをぶらさげているので、もしかすると、これを見た親切な店員さんが、息子の財布から必要なお金を出してくれるかもしれません。

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でも、それでは練習にならないので、息子が立ち寄るコンビニの店長さんに「息子に気づいたとき、状況が許せば、自分でお金を出す練習をさせてもらえないか」と相談し、快諾してもらいました。


自分でお金は出せるけれど…?

息子は、自分で財布からお金を出して買い物をすることができました。でもある「苦手意識」を持っていることが分かったのです。それは…

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これは当時の息子の財布なのですが、中身は小銭だらけ。お金をキッチリ出すことに対して自信がないのか、レジで焦ってしまうのか、大きいお金ばかり使っているようなのです。その結果、財布がおつりの小銭でいっぱいになっていました。

でも…。これができるということは、息子は

・100円は10円よりも大きい金額だと分かっている。
・1000円は100円より大きい額だと分かっている。

ということです。
それであれば「1人で買い物をする」という目的は果たすことができるので、私はひとまずホッとしました。でも、せっかくならば、少しずつでも良いから小銭を使う練習もしてほしいと考え、しばらく試行錯誤しました。


苦手を克服するための練習が、思わぬ結果に…

当時私が考えたのは、「お金のつかみ取り」。

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