2019年5月23日 08:00
発達障害の娘、私立中学も見学!「私が行きたい学校は…」娘の選んだ進路とは【わが家の進路選択 Vol.3】
発達障害がある子を多く受け入れる私立中高一貫校へ
後日、改めて行きたかった中学校(本校)に見学の予約をしたのですが、主人も娘も休みが取れず、見学は私一人ですることになりました。
授業は前回見学した同じ系列の学校と同様、教科書やノートは用いず、それぞれの生徒に合わせたプリント教材(ワークシート)を使うスタイルでした。
この中学には付属の高校もあり、習熟度や進路別にクラスが分かれているようでした。漢検や英検パソコン検定など、検定を積極的に受けている生徒も多いようで、掲示板にはさまざまな種類の認定証のコピーが貼られていました。校庭や校舎の雰囲気は一般の学校と大差無く、休み時間には友達同士でじゃれ合う姿も見られました。
それでもグループ作業の時にひとりで話し過ぎてしまう生徒や、職員室前で先生が生徒に「最近ダークサイド(ネガティブ面)が増えてきてるよね?」といった言葉掛けをしている様子を見て、「やっぱりここは発達障害のある子が多く通う学校なのだわ」と改めて感じたのでした。
私立校での校内見学後の個人相談で
私は案内をしてくれた先生にいくつか質問をしました。
私「特別支援学級から入学された生徒さんはいますか?」
先生「いないことはありません。
でも特別支援学級での接し方がベースになっていて、常に教師からの指示がないと動けいなようなお子さんだと入学後、困ってしまうかもしれません」
私「卒業後の進路はどうなっていますか?」
先生「大学や専門学校に進学する生徒が多いです」(※)
私「卒業後、生徒さん達は自立できていますか?」
先生「専門学校で時間の管理や配分に苦労しているというケースを聞いたことがあります」
先生の話を聞き、たとえ高校まで手厚い支援があったとしても、その後も継続した支援を受けられないと、娘のような障害がある子どもが親から自立するのはやはり難しいのかもしれないな…と感じました。※中高一貫の私立中学だったため、高校卒業後の進路を指しています
公立中学の通常学級?支援学級?それとも私立中学…?娘の決断とは
小6の12月、毎年の恒例の『翌年度の所属を決める家族会議』を行いました。
小5のころから、高校進学までを見据えて、公立中学の通常学級、特別支援学級、通級を見学したり、私立中学を見学してきたわが家でしたが…、いろいろな学校・学級を見学した結果、娘が選んだ進路は、地元の公立中学でした。