2019年6月6日 07:00
ADHDのむっくんの原動力は大好きな「図鑑」。意外な成長に、母もうれしい驚きで…!
膀胱におしっこがたまりすぎると臓器が苦しむからとトイレに行ってくれたり、ウイルスが怖いからから、細胞を応援しなきゃ!とワクチン接種も暴れず頑張ってくれる日もありました。
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図鑑を通して文字を覚えてくれたことにも助けられました。むっくんは好きなことはどんどん吸収するけれど、興味のないことは全く頑張れないタイプ。だけど図鑑に夢中で、自力で読みたい気持ちがムクムク育ったことで、ひらがなカタカナ、そして簡単な漢字はいつの間にかマスター。
文字が読めることは、自力で情報を集め、見通しを考えることにつながり、むっくんの不安の解消に一役買っています。
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さらに図鑑には、むっくんをリラックスさせ、クールダウンする効果もあるようです。
疲れがたまっている時、癇癪を起こしそうな時、眠れない夜もむっくんは図鑑を読んで心を落ち着けます。いつもより多く図鑑を読んでいる時は、疲れているんだなぁと私が感じるサインになり、むっくんへの接し方を考えるきっかけにもなります。
保育園でも苦手な活動の息抜きはもちろん図鑑。図鑑を使ってバランスを取りながら苦手なことも頑張っているようです。
むっくんの頑張る原動力になっている図鑑は、食事やトイレ、予防接種、そして見通し不安や気持ちのコントロールなどでも力を貸してくれます。それは同時に、むっくんに日々寄り添う母にも力を貸してくれているよう…!
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図鑑が育てる将来の夢
図鑑はむっくんにとって、興味や大好きな気持ちを育てる肥料のようなものです。
ずっと図鑑で知識を蓄えてきたむっくんですが、最近ではついにアウトプットもしたくなったようで、自作の図鑑を作りはじめました。
これまた小学校に向けての運筆の練習になっています。
そして図鑑が育んでくれた将来の夢は、もちろん宇宙の研究者!きっとこれからも図鑑を通してむっくんはたくさんの夢を育てていくのだと思います。
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むっくんを見ていると、好きなことに思い切り打ち込むうちに、いつの間にか新たな能力を獲得しているように感じます。また、最初は一つのことだけに対する興味でも、そこをきっかけに更なる興味が育ち、世界も広がっていきます。
「好きこそものの上手なれ」と言いますが、苦手に取り組むだけでなく、むっくんには「好き!」