子育て情報『「女性である」基準が分からない――子ども時代から感じた違和感。「私は私である」と受け止められるようになって』

2019年8月16日 07:00

「女性である」基準が分からない――子ども時代から感じた違和感。「私は私である」と受け止められるようになって

と答えている。とはいえ、平時はあまりこだわりがないというか、意識をしない。

相変わらず「女性である」と断定されることへの違和感は消えてはいないが、「私は男性でも女性でもないけれど、男性と女性の両方があるのかもしれない。だから、女性“でも”あるのかもしれないな」と、以前よりは楽に受け止められるようになった。「男だろうが女だろうが、どんな性であろうが、私は私でしかないんだ」という確信があるからだ。


もしわが子が性別違和を訴えたら、私が伝えたいこと

自閉症スペクトラム障害との診断を受け、SNSなどを通じてさまざまな人と交流をするようになってから、私と同じように性別違和を抱えている発達障害当事者は少なくないことが分かった。近年、イギリスなどでは、発達障害と性別違和の関連性についての研究が進められているという。もちろん、発達障害当事者の全員が性別違和を感じるわけではないし、性別違和を抱える人が、必ずしも発達障害当事者であるとは限らない。そして現段階では、どのように関連があるのかは分からない状態だ。

しかし、発達障害当事者である息子が性別違和の苦しみを訴える未来を、全く想像しないわけではない。自分にも経験があるし、おそらく私は驚かないだろう。どう寄り添えるのかはそのときになってみないと分からないけれど、彼の思いを受け入れ、肯定したい。

人が人をカテゴリという器に押し込めても、それぞれのアイデンティティは、それぞれが選び身に付けるものです。

『百合のリアル』(牧村朝子著/星海社)P249より

https://www.amazon.co.jp/gp/product/4061385429/
「性自認やアイデンティティは決めてもいいし、決めなくてもいい。一旦決めてから、また変わることがあってもいいんじゃないかな。何があってもあなたはあなただから」

常識と呼ばれるものや、時代ごとに求められるジェンダーロールにとらわれ、迷い、悩み、母との衝突を経て理解を得てもなお、「性自認が曖昧な自分だから、母を傷つけてしまったのではないか」と自己否定をして苦しんだ私だからこそ、そんなふうに伝えたい。

http://www.moj.go.jp/content/001221566.pdf?fbclid=IwAR2sq9llTJZWGMO17vhzsoSTaxR-9dcZYTWX_ctMb-pTU7oXHMoy-LLmwgw
参考:「あなたがあなたらしく生きるために性的マイノリティと人権」活用の手引き|法務省委託 人権ライブラリー※クエスチョニングについても触れられています

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