子育て情報『自閉症息子の激しすぎるこだわりは、禁止では解決しないから――大人になった今、たどり着いた答えとは』

2019年12月2日 07:00

自閉症息子の激しすぎるこだわりは、禁止では解決しないから――大人になった今、たどり着いた答えとは


息子の行動は、こだわり?それともわがまま?

『発達障害に生まれて』(松永正訓著/中央公論新社)ノンフィクションのモデルとなった立石美津子です。

療育仲間のママ友達とのお喋りで、躾についてのある悩みについて話すことがありました。それは、わが子の行動が自閉症の特性である「こだわり」なのか、単なる「わがまま」なのかわかりにくい、ということです。

自閉症のある子は想像力の障害があるので、変化に対して強い不安感を持ちます。このことにより同じものに固執して安心を求め、パターン化して“こだわり”として表れるのだといわれています。

例えば、同じ道順に固執したり、急な予定変更に対してパニックを起こしたりするといったことです。

人生をスタートしてまだ間もない幼児期は「この世は安心、安全な場所である。親はそれを与えてくれる」という体験をさせることが大切なので、こだわりから来る行動については、可能な限り親はこれに応じてやらなくてはならないと思っています。親も忍耐が必要です。

例えば、同じ道順を通らないと大騒ぎする場合、どんなに急いでいても同じ道順で行ってやる。それで遅刻する場合は早めに家を出る。(時計が読めて出発時刻にこだわっている場合は家の時計の針を進めておく工夫も必要)などです。

息子にもたくさんのこだわりがありました。

・(僕は)同じ道順しか歩きません
・(僕は)井の頭線に乗るときは3000系の各駅停車しか乗りません
・(僕は)電車で同じ席にしか座りません。誰かが座っていると、「替わってほしい」と暴れます
・(僕は)タクシーを使う場合は特定の会社の車にしか乗りません
・(僕は)同じデザインの靴しか履きません
・(僕は)スーパーの納豆がきちんと並んでいないと許せません
・(僕は)5種類の食べものしか食べません。“超”がつく偏食です
・(僕は)急な予定変更は受けつけません
・(僕は)夕飯は6時59分に食べ始める決まりです。そのときNHKニュースがついていないと怒ります
・(僕は)時間延長や時間短縮は認めません

これらには私が折れて応じていました。


息子のわがまま

けれども、まだ幼い子どもはわがままを言うことがあります。

例えば息子は、外出の度に、デパートの玩具売り場に行き、プラレール(電車)を欲しがって地べた泣きをしました。でも、これはこだわりではなくわがまま。

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