子育て情報『女性ならではの悩みにも切り込む!発達障害、PTSD、準ひきこもりーー暗黒の30年を生き抜いた私が「人間生活の攻略法」を伝える理由。『#発達系女子 の明るい人生計画』発売に寄せて』

2019年12月16日 09:30

女性ならではの悩みにも切り込む!発達障害、PTSD、準ひきこもりーー暗黒の30年を生き抜いた私が「人間生活の攻略法」を伝える理由。『#発達系女子 の明るい人生計画』発売に寄せて

反抗的に見えるので、児童を力で支配したいタイプの教師からはすごく嫌われました。

私には、ひたすら「人を尊敬するには合理的な理由が必要だ。彼らには尊敬してしかるべき理由が見当たらないから尊敬できない」としか考えられませんでした。大人たちを、単に大人だからという理由だけで尊敬し、従順にふるまう周囲の子どもを、むしろ不気味だと感じていたのです。

下の画像は、私が32歳になって受けた知能検査(wais-Ⅲ)の結果の一部です。定型発達の人の場合、グラフはこれほどジグザグにならず、おおよそまっすぐになるそうなのですが、私の場合はご覧のとおりジグザグ。このジグザグ状態は、私の中で、分野によって得意・不得意の差が非常に大きいことを示しているそうです。

女性ならではの悩みにも切り込む!発達障害、PTSD、準ひきこもりーー暗黒の30年を生き抜いた私が「人間生活の攻略法」を伝える理由。<div class=
『#発達系女子 の明るい人生計画』発売に寄せての画像">

Upload By 宇樹義子

私は、小学校時代から20年以上経てこの検査を受けて初めて、小学校当時に自分の中にあった違和感や孤立感の原因を見たような気がしました。

でも、当時は自分も周囲も、「発達障害」なんていう言葉を知る人はいない。私の、よくもわるくも平均から外れた部分は「わがまま」「努力不足」「甘え」「性格の悪さ」と判断され、私は常に叱責されたり嘲笑されたり、排除されたりしながら暮らしていたのです。

中高は、私立の中高一貫お嬢様進学校でそれなりに幸せな学校生活を送った私。「『成績がよいこと』がいわゆるスクールカーストを上げる」「運動ができなくてもみんな似たようなものだから、大して目立たない」といった要素が良く影響したのかなと思います。

しかし大学に入ると、だんだん雲行きが怪しくなっていきます。

騒がしい都心への、長時間の通学。学校や親によって厳重に縛られていた高校までと比べて、あまりに自由度の高い学生生活。
乗り切るのに周囲の学生とのコミュニケーション能力を必要とする、複雑な科目登録や単位取得のシステム。いま思えば、発達障害者にとって苦手な要素ばかりです。

受験勉強で頑張りすぎたゆえの燃え尽きもあいまって、私は一気に生活リズムを崩していきました。夜に眠れず、朝に起きられない。身支度に何時間も時間がかかる。もともと強かった生理痛が、痛みで気を失うほどにひどくなり、PMSも悪化していきました。片頭痛も出るようになり、月の半分以上は体調が悪くて寝込んでいるような状態になったのです。

女性ならではの悩みにも切り込む!発達障害、PTSD、準ひきこもりーー暗黒の30年を生き抜いた私が「人間生活の攻略法」を伝える理由。<div class=
『#発達系女子 の明るい人生計画』発売に寄せての画像">

Upload By 宇樹義子

このころ、もともと精神的に不安定だった母が、本格的におかしな言動に出るようになっていました。

関連記事
新着子育てまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.