子育て情報『その療育は誰のため?自閉症息子の育ちを振り返って――「みんなと一緒」より大切にしたいもの』

2020年1月10日 16:05

その療育は誰のため?自閉症息子の育ちを振り返って――「みんなと一緒」より大切にしたいもの


療育型の放課後等デイを選ばなかった理由

『発達障害に生まれて』(松永正訓著/中央公論新社)ノンフィクションノベルのモデルとなった立石美津子です。

講演会で話をすると、多くの保護者から、療育について聞かれることがあります。

私が療育を受けさせたのは、息子が3~6歳でした。今でいう、児童発達支援の施設に通っていました。小学校は特別支援学校を選んだので「学校できめ細かくやってくれる」と考え、療育施設からは卒業しました。

その代わり通い始めたのは、療育型ではなく遊びがメインの放課後等デイサービスでした。

今は多くの放課後等デイがありますが、「うちの施設では漢字検定に力をいれています」「運動療育に特化しています」など、それぞれの特色をうたい、「放課後の居場所+療育」となっているところもあります。ですが、息子が小学生に上がった頃は数えるほどしかありませんでした。

私の場合、「特別支援学校でそれなりに緊張し頑張っているのだから、放課後はうんと遊ばせてくれる場所がいい」と思っていたので、数少ない選択肢の中から、いわゆる療育型ではなく、遊び中心の居場所型の放課後等デイを見つけて通わせました。

もちろん、特別支援学校に在籍していても、公立小学校に併設されている学童クラブに行くこともできました。ですが、見学してみたところ、特にプログラムも設けられておらず、子どもたちはそれぞれ自由遊びをしている光景を見て、自由な時間をうまく過ごすことができない息子は「僕は何をしたらよいだろう」となってしまうと感じました。ですからわが家では、うんと遊ばせてくれつつも、1日のスケジュールや、やることを分かりやすく明示してくれる放課後等デイを選びました。

知的障害がなく、通常学級に通う場合でも、発達障害がある子どもたちは、きっとそれなりにストレスを感じながら過ごしていると思います。放課後の居場所として、学童クラブ一択ではなく、受給者証がとれるのであれば、放課後等デイ、それも本人がリラックスできる居場所で過ごす時間を持たせてあげてもいいのでは、と私は思っています。

その療育は誰のため?自閉症息子の育ちを振り返って――「みんなと一緒」より大切にしたいものの画像

Upload By 立石美津子

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https://h-navi.jp/column/article/35026805
参考:療育はほどほどに!?聴覚過敏でジェットタオル拒否の息子。17歳になった今振り返る、療育のありかた


そもそも、療育ってなんだろう?

話は療育に戻りますが…

“療育”という漢字は“治療+教育”。

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