2020年2月13日 07:00
母の小言よりアルバイト!ADHD息子が「ほう・れん・そう」ができるようになったワケ【前編】
「ほう・れん・そう」が苦手だった息子、高校生からアルバイトを開始!その理由は...
Upload By かなしろにゃんこ。
ADHDと広汎性発達障害がある息子リュウ太は、小中と人間関係の問題で毎日イライラし、勉強では落ちこぼれ、学校生活では問題がいろいろありました。でも16歳でアルバイトをはじめると心や話し方に変化が起きはじめて、苦手だった「ほうれんそう(報告・連絡・相談)」ができるようになりました。その理由を21歳の息子に聞いてみました!
義務教育を終了してすぐにアルバイトで働きはじめた息子。早く働きはじめた理由はこんなものでした。
中学時代、「高校生になったらアルバイトをして返してね」と毎月社交代として2千円~3千円をお小遣いとは別に息子に貸していました。
社交代を貸していたのは、親の財布からお金を抜き取って使われるくらいなら決まった額を貸してしまおう!という考えからです。あくまで親から"借りている"かたちにして、『成長したら返してもらう』ことを約束していました。
その社交代の借金が合計で2万6千円あったので、返済のためにアルバイトをしてもらったのです。
https://h-navi.jp/column/article/35025912
ADHDな高校生男子のお小遣い事情。友達付き合いも大切だけど…
それに、発達障害のある人の就活をサポートしている専門家から「発達障害がある子は早めに社会に出しましょう。社会が大人にしてくれます」というお話を聞いたことも理由の1つでした。
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自分の言動を客観視できるようになり、ぐんぐん成長
まず最初は私の知人の経営するラーメン屋、その次は高2でスーパーマーケットの酒・ドリンクの陳列のアルバイトをしたリュウ太ですが、この2つのアルバイトで気がついたのはこんなことだったといいます。
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「学校ではイヤなことがあると、周りの視線は気にせずすぐにワーワーと騒いでみたりケンカしたりしていたけれど、ラーメン屋のバイトでお客さんの前に立つようになってからは、社会の目を気にするようになった。忙しくてイライラしても落ち着かなきゃいけないと思うようになったかも。
パニックになっても大きな声は出せないし、自制しなきゃいけないなって考えるようになった」