子育て情報『【障害年金申請への道vol.4】いよいよ申請!手続きを終えて感じた、早くから意識したいこと・しなくていいこと』

2020年3月5日 07:00

【障害年金申請への道vol.4】いよいよ申請!手続きを終えて感じた、早くから意識したいこと・しなくていいこと

5年、10年経てば制度は変わります。(逆に時代やニーズに沿って改新されなければ困ってしまいますよね)
ですので、お子さんが未就園児や小学生のころから窓口に障害年金についての相談に行ったり、焦って申請書を取り寄せたりする必要はないと思います。

20歳になるまでに子ども自身や子どもを取り巻く状況、困りごとなどは刻々と変化していきます。
いくら別紙添付が可能とはいえ、子どもが小さいうちからのできごとすべてを『病歴・就労状況等申立書』に書くことはあまりおすすめできません。

『病歴・就労状況等申立書』では
1.病院や療育センターの初診日
2.通院、入院歴
3.投薬履歴
4.障害に起因した大きなアクシデント(怪我や事故など)
と、どのように対処しても改善できない現状や“申請時の”困りごとをしっかりと伝えることが大切だからです。

ブログや日記などで子どもの記録を残していく場合、『日記や日々の子育て記録』と『書類に書いた方がよい内容』をカテゴライズしておくと良いかと思います。


障害年金申請よりも先に意識しておきたい『子どもの情報の引き継ぎ』

娘が通っていた療育センターは利用が小学生までだったので、中学進学を機に成人まで見てくれる病院に転院しました。

当時はまだサポートブックなども普及しておらず、私は転院時に受けるソーシャルワーカーとの「受理面接」の為の資料として独自に娘の療育、発達検査、通院、投薬、病歴などを年表形式でまとめた『成育歴表』を作りました。


子どもは成長と共に小児科や小児精神科から思春期外来や青年期精神科に移ることが多いですが、幼年期から成人までの発達障害を一貫して診てくれる医師はなかなかいないのが現状です。転院や主治医変更を意識して成育歴のような資料を予め作っておくと、『病歴・就労状況等申立書』作成時だけでなく、放課後等デイサービスやショートステイの利用等の申し込み、役所の相談窓口の担当者が代わったときなどに子どもの説明をするのに役に立つので良いと思います。


次回は年金コラム最終話

これまでのコラムでは主に提出する書類について書いてきましたが、次回最終話では書類についてではなく、申請作業を進めていく中で知った新事実や、改めて気がついたことについてお話しします。

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