子育て情報『授業参観でただ一人間違える自閉症息子の姿を見て――エジソンの母のように「息子の一番の理解者」でありたいと思った理由』

2020年5月14日 07:00

授業参観でただ一人間違える自閉症息子の姿を見て――エジソンの母のように「息子の一番の理解者」でありたいと思った理由

先生は磁石を1個貼り「立石君、これは割れませんか?割れますか?」息子は「割れます」と答えました。

先生は怪訝な顔をしました。

授業参観でただ一人間違える自閉症息子の姿を見て――エジソンの母のように「息子の一番の理解者」でありたいと思った理由の画像

Upload By 立石美津子

でも私にはわかりました。きっと磁石でもトンカチで割れば割れるから割れると答えたのだと…。そしてそのとき、エジソンが2つの粘土の塊をくっつけたら1つになると答えた場面が重なりました。

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先生は今度は磁石を3個貼り、「割れますか?割れませんか?」と息子に質問しました。すると、「割れます!」と答えました。

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息子はきっと「2個と1個に割れる」と思ったのに違いありません。

自閉症スペクトラムの子は曖昧な表現がわかりません。「お風呂のお湯を見てきて」と言われ、溢れたお湯をただ見てくるだけ、「お風呂に行ってお湯を見てきて。溢れていたら止めてきて」と言わなくては通じないことも多いです。

数学の授業でも磁石など抽象的な物に置き換えないで飴の絵を描いて、「友達と同じ数に分けることができますか?」と質問してもらえたら理解できたのではないかと思います。


先生を責められない

数学の授業はそのまま進み、最後は「7は偶数ですか?奇数ですか?」「42は偶数ですか?奇数ですか?」まで発展しました。

息子の学力に適した授業ではありません。

でも、先生を責めることはできませんでした。息子が通う特別支援学級は数学は中1~中3までの縦割り授業で、能力別に4クラスに分けられていました。それにもかかわらず、学力差が激しくどこに基準を設けたらよいのか困難を極めている状態でした。

息子が在籍していたのは習熟度がもっとも低いクラスでしたが、そのクラスでも偶数、奇数の数学の単元の授業が行われていました。(習熟度が最も高いクラスでは三角形の面積やらX、Yの連立方程式を指導していました)
私は息子にとって必要な算数の力について考えました。奇数や偶数は、息子が日常生活を送る中では必須ではなさそうです。できればお金の概念や計算の仕方、時計の読み方を教えて欲しいとも思いました。

そこで、学校ではあまりやってくれなかったお金、時計などを家で教えました。(中学生のうちはお金の計算を頑張って教えましたが息子には難しい部分もあったので、現在は、「僕はお金が計算できないので助けてください」

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