子育て情報『発達障害&グレーゾーンの3兄妹が獲得した「適応戦略」とは?コロナ後の時代を生き抜くために』

2020年6月13日 07:00

発達障害&グレーゾーンの3兄妹が獲得した「適応戦略」とは?コロナ後の時代を生き抜くために

そして、テレビの報道等で人と人との接触を避け、社会的な距離を取るように推奨されると……

「ダイジョウブ〜!オレはオールウェイズ・ソーシャル・ディスタンシ〜ンだし!だから、いつもどおりの通常運転でオケ。あはは」

……とのこと。

小さな頃より「ぼっち上等!!」で生きてきた長男。

以前は私も親として、なかなか仲の良い友だちができない・友だちづきあいが続かないことを心配したこともありましたが、3ヶ月間も家にいて、人とほとんど合わない生活を続けてもほぼノーダメージ(むしろ快適?)だった長男を見ていると、「この子はこれでいいんだな」と思いました。

とはいえ、完全な孤立状態ではなく、家の中ではいつもどおり兄妹同士で毎日じゃれあい、中学のオンライン授業でも先生やクラスメイトとのつながりは維持されてもいました(LINEの未読通知は700件くらい溜めていたようですが……)。また、大好きなオンラインゲームでは急増した海外の新規プレイヤーに古参風を吹かせつつ、毎日楽しくバトりながら交流してストレス発散していました(これも、いつもどおり)。

世界がどうであれ、なにがどうであれ、マイペースに生きる力は強みなのかもしれません。


新しいコミュニケーションをチャンスに変える

発達障害&グレーゾーンの3兄妹が獲得した「適応戦略」とは?コロナ後の時代を生き抜くためにの画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=33000005691

一方で、社会的な面での影響が大きかったのが、中1になったばかりの次男です。


次男は休校開始の当時、小学6年生。兄と同じ私立中学に進学することになった次男は、長年小学校で一緒に学んできた友だち達とはこれでお別れなのに、最後の小学校生活はある日突然終わりを告げ、なんとか行われた卒業式も簡略化されて、足早に手短に「卒業」しました。

新しい友だちと会えることを楽しみにしていた中学の入学式も、イスを離してマスク着用で顔も分からず、お互いの会話も控えた上で、小一時間程度で終了し即帰宅。それ以来つい最近まで、クラスメイトと直接会う機会はありませんでした。

なので、次男は当初、「なんか、あんまり中学生になった実感が湧かない」なんて話していました。元々気持ちを切り替えることが苦手な彼にとってはなおさら、そう思うのも無理もありません。

でも、中学校で双方向のオンライン授業が開始されてからは、次男の気持ちが前に向かって進み始めました。

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