子育て情報『自閉症息子、ルーティンが崩れ強迫性障害が悪化!新型コロナの影響はわが家へも』

2020年6月3日 08:00

自閉症息子、ルーティンが崩れ強迫性障害が悪化!新型コロナの影響はわが家へも

自閉症息子、ルーティンが崩れ強迫性障害が悪化!新型コロナの影響はわが家へもの画像

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最初、日付も入れていたのですが…

緊急事態宣言が解消されるか延長されるかで、予定が全く立たなかったので、私から「いつ解除されるかわからないから、日付は消しなさい」とアドバイスし、今は電車の時刻だけを調べて入れている状態です。


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それでも「電車の本数が減ったらどうしよう」「時刻表が変わったらどうしよう」と次々に不安が襲ってくるようで、何度も何度も書いた用紙を確認し、強迫行為が治まることがありません。 また、「パチンコに行く人がいるから僕は35歳まで外に出られないかもしれない」とまで言い出しました。

「これはまずいぞ」と思い、外出自粛の中、電話診療も可能だったのですが通院している精神科の病院に行ってきました。


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主治医から

「確認は1分間にしましょう。そうしないと不安が酷くなり、ここに入院しなくてはならなくなるよ。そうなったらトイレも撮影に行けなくなるよね」と言ってもらうようにしました。

実は普段、息子の様子を観察している私が先生から伝えてほしいことを事前にメモで渡しています。白衣を着た医師から伝えてもらった方が言うことを聞くからです。


不安に囚われ、解決しようとしない方がよい

不安を解消しようとする行為そのものが不安に囚われることになり、強迫性障害を悪化させると言われています。

わかりやすい例でいえば…

鍵を閉めたかどうか不安になり何度も何度も家に戻って確認する患者がいたとします。でも、確認すればするほど不安に襲われます。
一度、家に戻って施錠を確認したら、その後、外出先で不安になっても自宅にもどらず、不安を抱えながら外出し続ける方がよいと言われています。

息子についても、本人はトイレの予定について永遠に確認行為に没頭したいところでしょうが、1分間だけとか3回だけとか限定し、不安を持ちながら生活してもらいます。またこれを親ではない第三者、医師等に伝えてもらうようにしています。


不潔恐怖が悪化

風邪なのに「コロナに感染したかもしれない」という疾病恐怖の強迫観念に襲われている人もいると聞きます。新型コロナの影響は計り知れません。

「手洗い!手洗い!」という言葉が否応なしに入ってきます。「強迫行為はほどほどにして、不安があってもそのままにしておこう」

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