2020年10月3日 08:00
発達障害がある子に必要な支援とは?関わり方から、活用できる専門機関や公的サービス、民間資源についても紹介!
こだわりが強く、いつもと違うスケジュールになると癇癪を起こしてしまう。また、口頭指示を理解することが苦手な子どもの場合
→予定の変更がある場合は、事前に伝えておく。その際、表や写真を使って視覚的に伝えるようにする
衝動性が強く、宿題をしていてもすぐに離席して別の遊びを始めてしまう子どもの場合
→あらかじめ、気になってしまうものを視界から除いておく。机は、壁など他のものが目に入りづらい場所に設置する
例えば宿題のプリント3枚を仕上げられるよう、子どもをサポートするとします。
最終的な目標は「プリント3枚を綺麗に仕上げること」ですが、初めからそこをゴールにして子どもと関わっていると、「字が綺麗に書けていない」「まだ半分しか終わっていない」など注意ばかりになってしまい、「もうやりたくない」と子どもが取り組まなくなってしまうことも。
そこで「スモールステップ」の考え方で子どもと関わることで、少しずつ子どものできることを増やすことができます。
「まずは3問解く」「10分は集中する」など小さく分解した目標を設定し、それができたらほめたり息抜きの時間を取り入れたりする。その後も少しずつ高い目標を設定していくことで、子どもの「できた!もっとやりたい」という気持ちを引き出しながらゴールに向かうことができます。
このように、ひとり一人異なる子どもの発達状況や特性、困りごとに応じて関わり方を変えることで、困った行動が減り、できることが増えていきます。
しかし、これらの関わり方を家庭のなかで実践しようとしても、親の忙しさや余裕などの状況によって難しい場合もあるでしょう。また、保育園や幼稚園・小学校ではこういった個に合わせた関わりをしてもらえないというケースもあるはずです。
そこでおすすめなのは、家族だけで困りごとを抱えず、さまざまな専門機関やサービスを利用してみることです。
家族だけで抱えず、専門機関やサービスを利用することが大切
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11017022759
世の中には、子育てや発達障害のある子どもをサポートする、さまざまなサービスがあります。上手に活用することが子どもの力を育み、家庭での生活の質向上にもつながります。
家族だけで抱えず、専門機関やサービスを利用してみましょう。