子育て情報『小5ASD息子、癇癪と共存するため「安全な爆発方法」を模索中⁉癇癪とパニックの違いも自己分析しながら…【かんしゃく特集】』

2020年10月15日 11:10

小5ASD息子、癇癪と共存するため「安全な爆発方法」を模索中⁉癇癪とパニックの違いも自己分析しながら…【かんしゃく特集】


癇癪とパニックについてコウに聞いてみる

小5ASD息子、癇癪と共存するため「安全な爆発方法」を模索中⁉癇癪とパニックの違いも自己分析しながら…【かんしゃく特集】の画像

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「ふと周囲を見たときに『あれ?皆自分と同じような状況でも怒ったり泣いたりしてないな。もしかして、自分の表現って人より激しいのかな…?』と思った」と言うコウ。

https://h-navi.jp/column/article/35027896
癇癪とパニックを繰り返した6年間。母との試行錯誤の末に得た、小5ASD息子の気づきとは【かんしゃく特集】

現在のコウは以前よりパニックになることは減り、癇癪もジタバタと暴れることは少なくなっています。

今でも癇癪を起こさないわけではないのですが、大爆発をしているとき以外の小規模な癇癪のときは“ただのイライラしている人”といった雰囲気になってきました。

そんなコウに、癇癪とパニックはコウの中で何が違うのか聞いてみました。

「癇癪とパニック、それぞれコウの中で何が違うの?」という質問に対して、癇癪については「『あー!』ってムシャクシャする感じ」と即答したコウ。


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一方、パニックについては「意識がうっすらしていて記憶が曖昧なんだけど」と前置きをした上で、「うーん…心や思考が遠心分離機にかけられる感じ?回されてバラバラになっちゃう。まとまってないから答えるのが難しい…」とゆっくり考えながら答えてくれました。

癇癪についての『ムシャクシャする感じ』というシンプルかつストレートな答えに「なるほどー!」と深く納得しつつ、「意識があって会話も可能な癇癪は、自分の内面に起きていることについても言語化しやすいのだな」と興味深く思いました。

私はコウに対して、「ムシャクシャするのはOK」と言っています。同時に、「それをそのまま他人や物にぶつけるのはOKではないと思う」とも伝えています。

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「感情が生まれてくることも、それを出したいと思うことも自然なことだし悪いものではない。けれど、”自然なことだし仕方ないでしょ!”と言えばトラブルになる。人と暮らしていく中で、何らかの対処は必要になると思う」と言うと、「それはそうか」とコウも納得したようでした。


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脳の機能やホルモンバランスや精神の発達度合い等の事情により”感情のコントロール”が難しい状況はありますし、”感情をぶつけられた相手の痛みや不快”を理解し配慮するということも、コウにとっては高度なことなのではないかと私は考えています。

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